目次
- 1 ビットコインCMと広告による価格推移
- 2 ビットコインCM前の資金流入
- 3 バブルの歴史ときっかけ
- 4 バブルが生む楽観論とループ
- 5 第二のビットコインバブル
- 6 まとめ
仮想通貨取引所やビットコインファンドなどによるビットコインCMは、世界中でも見ることができます。日本では過去に仮想通貨取引所のテレビCMやYoutubeなどの広告で見ることができました。2020年に入りbitFlyerが3年ぶりのCMを開始、日本国内でビットコインCMの先陣を切ったbitFlyerのCMによりバブルが再熱するかに注目が集まっています。
本稿ではバブルの構造と今後の注意点、仮想通貨バブルは再度CMで起きるのかについて解説を行います。
ビットコインCMと広告による価格推移
ではまずビットコイン価格の推移とTVCMや新聞広告の歴史について見ていきましょう。2017年5月にbitFlyerがテレビCMを開始し、その4ヶ月後の2017年9月には新聞の全面広告を掲載。
2017年12月には出川氏を起用したコインチェックのCMが開始し、ビットコインが最高値を記録して暴落したことからこのCMから参入した人を”出川組”、2018年2月のビットコイン100万円付近のZaif CMで起用された剛力氏による”剛力組”と呼ばれるようになりました。そしてbitFlyerの初CMから3年ぶりとなる2020年5月、一部地域へのCMとYoutube広告としてbitFlyerのビットコインCMが開始されています。
ビットコインCM前の資金流入
ではビットコインバブルが開始するきっかけとなった、bitFlyer CMの前の動きはどうであったかを見ていきましょう。重要な指標となったのはbitFlyerの