目次
- 1 マイニングされたビットコイン以上のBTCを購入
- 2 ビットコイントラストのAUM推移データとチャート
- 3 保有BTC数の変動データ
- 4 週毎のビットコイントラストの動き
- 5 データから見るビットコイン価格とビットコイントラストの関係性
- 6 まとめ
グレースケールのビットコイントラストは、ビットコインのAUMが半減期後に増加していることで注目を集めています。本稿ではグレースケールのビットコイントラストのAUMなどのデータから、ビットコイントラストの運用について分析を行い解説を行います。
グレースケールビットコイントラストの仕組みについては墨汁マガジンVol.444「グレースケールビットコイントラスト(GBTC)の仕組み Pt.1 ビットコインETFとの違い」を参照してください。
マイニングされたビットコイン以上のBTCを購入
グレースケールのビットコイントラストは、6月中旬に約2万BTCを購入。約2週間という難易度が固定となる1エラ(Era)では約10分に1度ブロックが生成されるので1日に生成されるビットコイン数は、
1440分(1日) / 10分 = 144ブロック
144ブロック * 6.25BTC = 900BTC
となります。つまり20,000BTCの購入ということは半減期後の現在の新規発行BTC数では約22日分にも当たるのです。
ではこのデータを実際のAUMとビットコイン価格とデータを比較してみましょう。
ビットコイントラストのAUM推移データとチャート
まずグレースケールビットコイントラストのGBTCはビットコイントラストの仕組みでみたように