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墨汁マガジンVol.444「グレースケールビットコイントラスト(GBTC)の仕組み Pt.1 ビットコインETFとの違い」

目次
  • 1 グレースケールビットコイントラストとは?
  • 2 グレースケールビットコイントラストの仕組み
  • 3 グレースケールビットコイントラストとビットコインETFの違い
  • 4 GBTCのチャート
  • 5 まとめ

グレースケール(Grayscale)のビットコイントラストとは、2017年にSegWit2xによるビットコインネットワークへのブライブアタックを行ったDCGの子会社のビットコイン投資信託です。グレースケールビットコイントラストの株価(GBTC)が上昇し、AUM(運用資産残高)が26億ドルに到達し話題となっています。

グレースケールのビットコインの影響を理解するには、グレースケールビットトラストの仕組みを理解する必要があります。本稿ではグレースケールビットコイントラストの仕組みとETFとの違いについて図解で解説を行います。ビットコインETFの仕組みについては墨汁マガジンVol.287「ビットコインETFの仕組みと図解 VanEck SolidXのBTFとは?」を参照してください

グレースケールビットコイントラストとは?

グレースケールビットコイントラストは、2013年9月25日に設立した投資信託で、ETFとは異なり上場投資信託ではないためOTC市場で取引されています。

グレースケールビットコイントラストはビットコイン価格の変動を指数とし、そのパフォーマンスに連動を目指す投資信託です。このビットコイン価格の指数(インデックス)はTradeBlockにより提供されており、インデックス構成取引所は

 

Coinbase Pro

Kraken

LMAX Digital

Bitstamp

 

の4取引所から算出されています。

出典:https://tradeblock.com/markets/index

ここでのポイントは

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