- 1 ビットコインETFの解説一覧
- 2 ビットコインETFの歴史
- 3 ビットコインETFが承認されない理由
- 4 ファンドを考える
- 5 まとめ
ビットコインETFは、機関投資家やファンドがビットコインを投資するのに最適な手段であり、ビットコインを投資資産として選択するのに適格であると認められた証とも言えます。本稿ではSEC(米国証券取引委員会)はどうしたらビットコインETFを上場するのかについて解説を行います。
ビットコインETFの解説一覧
Vol.287「ビットコインETFの仕組みと図解 VanEck SolidXのBTFとは?」
Vol.444「グレースケールビットコイントラスト(GBTC)の仕組み Pt.1 ビットコインETFとの違い」
Vol.450「ビットコインETFの仕組みと図解 VanEck SolidXのBTFとは?」
Vol.452「ビットコインETFはどうすればSECは承認するのか?」
Vol.617「SEC ビットコインETF承認 ビットコインETFがなぜ重要しされるのか?」
ビットコインETFの歴史
まずビットコインETFの承認については、今までの上場申請の歴史について見ていく必要があります。これまでビットコインETFが話題となったのは主に、ウィンクルボス兄弟のビットコインETFとVanEck SolidXビットコインETFの2つです。ビットコインETFの初登場は2013年7月のウィンクルボス兄弟による「ウィンクルボスビットコイントラスト」で、2016年7月にCboeに買収されているBZXが上場申請をしたことで話題を呼び、2017年3月に否決されたことでビットコイン価格は一時暴落しています。
また下落トレンド真っ只中の2018年6月に申請されたVanEck SolidXのビットコインETFを再度Cboeが上場申請しており、米政府閉鎖などの影響を受け2度に渡る申請取り下げを行っていることも記憶に新しいでしょう。ではなぜSECが頑なにビットコインETFを承認しないかについて見てみましょう。
ビットコインETFが承認されない理由
ビットコインETFの問題点として、ビットコインの資産クラスとして適格かどうかとは別に大きな問題点があります。それはビットコインETFの