- 1 Curve Financeの最大年利が160%を推移
- 2 DeFiでいる元本は推定できない
- 3 コントラクトのガス代とその影響
- 4 データから見るCurveコントラクト
- 5 ガスリミットと手数料
- 6 Curveガス代別早見表
- 7 まとめ
イーサリアム上のDeFiでは、100%の年利(APY)を超えるリターンがあるものが増加しており、流動性マイニングとイールドファーミングをあわせた非常に高いリターンが魅力となっています。一方でイーサリアムのガス代は非常に高くなっており、2019年の最安値から60~300倍にも高騰しています。
本稿ではこの高いガス代を考慮しても、非常に大きな利益を得られるCurve Financeでのイールドファーミングに元本がいくらあれば儲かるのか、どれぐらい手数料や運用が必要なのかについて詳しく解説を行います。
Curveでの運用は「CurveFinanceの使い方マニュアル流動性マイニングとイールドファーミングで年利100%超えの収益を得るやり方」を参照してください。
Curve Financeの最大年利が160%を推移
Curve Financeでは8月27日に各プールのウェイト変更が行われました。これまで高いAPYを維持していたCompoundプールは、PAXプールに追い抜かれる形となり一時400%近い高騰となったのです。Compoundプールでは
DAI:USDC
PAXプールでは
USDC:DAI:USDT:PAX
のステーブルコイン4種類であるため、乗換が容易です。そのため高いAPYを求めてプールの移動が起こり、PAXプールではイールドファーミングと流動性マイニング合わせて現在160%前後を推移、Compoundプールと比較して約2倍となっています。
DeFiでいる元本は推定できない
イーサリアムのガス代はETHやERC20トークン送金時に必要であり、DeFiのコントラクトを動かす場合にはさらに高額になります。ガス代は落ち着いてきて70Gwei前後を推移しているも、1つの動作に2000~4000円ほどもかかるのです。
またDeFiで運用するには最低100万円など見かけることがありますが、実際はコントラクト毎にリスクやインセンティブ設計、ガス代により全く異なります。Curve Financeでコントラクトを実行する回数は