目次
- 1 NFT(Non-Fungible Token)とは?
- 2 PoP(Proof of Provenance)とは?
- 3 Raribleの市場の仕組み
- 4 クロスプラットフォームロイヤリティ問題
- 5 まとめ
Rirableは2020年初旬にイーサリアム上にローンチしたトークンが個別の価値を持つNFT(Non-Fungible Token)の発行から売買までを行うことができる活気的なNFT市場です。本稿ではRirableの仕組みについて詳しく解説を行います。
NFT(Non-Fungible Token)とは?
NFTとはNon-Fungible Tokenの略で、イーサリアムのETHや一般的なERC20トークンのようなすべてのトークンが同じ価値を持つのに対し、NFTは単一のトークンごとに違った価値をもたせることができるのが特徴です。一般的なイーサリアム上のトークン、例えばDAIやUSDCなどではERC20トークンとして発行されますが、NFTでは
・ERC721
・ERC1155
などが主流です。主にゲームアイテムやアートのような個体別の変化が必要なものにNFTは使われており、ERC1155の方が1つのコントラクトで多くの種類のトークンを発行できるという利点を持ちます。ERC1155については墨汁マガジンVol.467「イーサリアムを活用したEnjinの$ENJはゲーム業界に革命を起こす」を参照してください。
PoP(Proof of Provenance)とは?
Raribleとはイーサリアム上のNFTに特化した市場であり、イーサリアムのコントラクトの特性を活かしたDEXです。NFTの発行から売買までをサポートしており、大きな特徴としてPoP(Proof of Provenance)の採用を行っているという点です。Proof of Provenance、つまり