- 1 Rarible”市場マイニング(Marketplace Mining)”とは?
- 2 ガバナンストークン$RARIの配布率
- 3 $RARIは今後高騰するのか?
- 4 RaribleのNFTDEX需要は増えるのか?
- 5 まとめ
イーサリアムのNFT市場”Rarible”は、数あるNFT市場の中で初となるガバナンストークン”$RARI”をローンチから半年後となる7月15日にローンチしました。これにより今までのUniswapやCurve FinanceのようなAMM流動性プールでのイールドファーミングから、”NFT市場でのマイニング”が新たに加わった形となります。本稿ではRaribleの$RARIについて詳しく解説を行います。
RaribleのNFTDEXについては墨汁マガジン「Rirableとは?より洗練されたイーサリアム上のNFT市場を形成するRirableの仕組みと問題」を参照してください。
Rarible”市場マイニング(Marketplace Mining)”とは?
Rarible公式の発表によると、ガバナンストークンRARIの市場供給量はわずか2500万RARIとなっています。毎週75,000RARIが配布され、RaribleでNFTを売買したユーザーに付与されます。つまりNFTの購入者に50%、NFTの販売者に50%という割合となっているということです。このことからRaribleはLPをステーキングするイールドファーミングではなくMarketplace Mining、つまり”市場マイニング”と命名しています。
出典:Rarible.com – Rarible市場マイニングの報酬
つまりComopoundのCOMPと同様の手法でガバナンストークンを配布し、マネタイズをしているということになります。CompoundのCOMPについては墨汁マガジンVol.441「$COMPを前提としたCompound運用戦略を図解で理解する」を参照してください。
ガバナンストークン$RARIの配布率
2500万RARIの配布量は、
2%:Raribleユーザーへのエアドロップ
8%:すべてのNFT保有者へのエアドロップ
30%:Rarible初期投資家と運営
60%:市場マイニング
となっています。
出典:Rarible.com – ガバナンストークン$RARIの配布割合
$RARIは今後高騰するのか?
Raribelの市場マイニングに対してイールドファーミングの