- 1 USDCとは?
- 2 USDCはDeFiの要
- 3 USDCの発行と入手方法
- 4 個人投資家のジレンマ
- 5 USDC問題の解決策
- 6 ビットコインは送金には使えない
- 7 まとめ
イールドファーミングや流動性マイニングでは、UniswapやCurveなどで考えるとステーブルコインのUSDCをポートフォリオに加えておくと、安定した年間利回りを実現することができます。一方で日本人はUSDCを簡単に発行できないため、このUSDCを入出する際に考えなければならい問題があります。
本稿ではUSDCを入手する方法と注意点、ベストな方法について詳しく解説を行います。イールドファーミングについてはリサーチレポートの「CurveFinanceの使い方完全マニュアル イールドファーミングで年利100%超えの収益を得るやり方」を参照してください。
USDCとは?
USDCとはUSD Coinの略で、米最大手仮想通貨取引所であるCoinbaseと米フィンテックスタートアップのCircleが共同で発行するイーサリアム上のドル、で俗にいうステーブルコインを指します。USDCの発行はUSDTやGUSDと同様であり、銀行がUSDCの裏付けとなっている同数のドルを保管するカストディアンとなり、今では一般的なステーブルコインの発行形式となっています。
2021年1月現在のUSDCの発行数は約51億USDCとなっており、日本円で5273億円に相当します。またDeFiの需要が進むとともに発行数が右肩上がりで上昇しており、Maker DAOのDAIを超えてDeFiに欠かせない存在であると言えるでしょう。
USDCはDeFiの要
このUSDCが日本円の代わりとなることで、イーサリアム上でDeFiを形成することができ、UniswapなどのAMM型DEXでスワップが気軽に行えるため、DeFiでの運用には必須と言えるでしょう。ポートフォリオにUSDCを加えることでETHと合わせてUniswapで流動性マイニングを行うことができたり、運用の幅が広がるので現在のDeFiでの資産運用において重要な要となっています。
Uniswapの流動性マイニングについては墨汁マガジンVol.470「図解で理解するUniswapのわかりやすい仕組みPt.1 流動性マイニングとプール」を参照してください。
USDCの発行と入手方法
ではUSDCの入手について見ていきましょう。USDCを発行するには