目次
- 1 イーサリアムステーキングの問題
- 2 バリデータペナルティとバックアップ
- 3 スラッシュされないための注意点
- 4 Beacon Nodeの役割
- 5 ETH2アカウントのインポート
- 6 スラッシュ対策
- 7 バリデータステータスを確認する
- 8 まとめ
イーサリアム2.0のステーキングを行い、バリデータとしてBeacon Chainにアクティベートされた後、Beacon Nodeとバリデータノードを適切に管理する必要があります。そのためにはバックアッププランやスラッシュやペナルティを受けない対策が必要となります。
本稿ではイーサリアムステーキング後のバリデータ運用の対策について詳しく解説を行います。イーサリアムステーキングのやり方はリサーチレポート「イーサリアム2.0ステーキングのやり方 ローンチパッドの使い方完全マニュアル」を参照してください。
イーサリアムステーキングの問題
イーサリアムのステーキングには現時点でクライアント起因の問題があります。現在のBeacon Chainのスロット数は425,804スロット(ブロック)であり、スロット0から最新のスロットまで同期するのに1日以上の時間を必要とします。
出典:Beaconcha.in – イーサリアム2.0Beacon Chainの最新スロット
32ETHをステーキングした後にバリデータがアクティベートされ、運用を行うまでにBeacon Chainの最新のスロットまでを同期する必要があります。この同期が非常に曲者であり、現状のイーサリアムステーキングの問題となっているのです。
ステーキングの手順については墨汁マガジンVol.507「【図解】イーサリアム2.0ステーキングのやり方とやってはいけないことを図解で理解する」を参照してください。
バリデータペナルティとバックアップ
これらの問題として現状のイーサリアム2.0