目次
- 1 CMEビットコイン先物の影響はより強くなる
- 2 2021年にビットコインが高騰した理由から考える
- 3 毎月の影響を測るファンダメンタル
- 4 ファンダメンタルの最新情報を得るには?
- 5 まとめ
ビットコイン価格の下落や高騰を予測する重要指標について解説をしましたが、本稿では今後重要となるビットコイン価格に影響の強いファンダメンタルとスケジュールについて解説を行います。テクニカル分析に使用する重要指標については墨汁マガジンVol.530「【2021年版】ビットコイン下落を予測する今後の重要指標」を参照してください。
CMEビットコイン先物の影響はより強くなる
CMEビットコイン先物は2017年12月に取り扱い開始後、平均出来高を日に日に伸ばしてきました。取り扱い開始直後には週間平均で1万コントラクトにも満たなかった出来高は、2020年には平均2万コントラクト、2021年に入っては平均4~5万コントラクトへと需要が増加していることがわかります。
CMEビットコイン先物の1コントラクトは5BTCなので、1日平均3~3.5万BTCとなります。1BTCは510万円前後であるため、1500億円にものぼる”世界で最も機関投資家と大口に取引されているビットコイン先物”といえるでしょう。
出典:Trading View – CMEビットコイン先物チャート
そのためCMEビットコイン先物のマーケットのオープンとクローズ、限月のクローズなど全てがビットコイン価格へ影響を与えることになるのです。CMEビットコイン先物の市場影響や上場限月、テクニカル分析への組み込み方についてはマガジンのCMEビットコイン先物タグを参照してください。
2021年にビットコインが高騰した理由から考える
一方で2021年は今までのマーケットと異なるので、ビットコイン