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墨汁マガジンVol.917「LayerSwap(レイヤースワップ)とは?イーサリアムL2の新たなオンランプ」

目次
  • 1 LayerSwapとは?
  • 2 LayerSwapの対応L2チェーン一覧
  • 3 LayerSwapの大きな特徴
  • 4 LayerSwapの歴史
  • 5 LayerSwapの仕組み
  • 6 LayerSwapにリスクはあるのか?
  • 7 LayerSwapの拡張性と将来性
  • 8 まとめ

イーサリアムのL2が幅広く導入されていく一方、Cross-RollupやイーサリアムL1のガス代の高騰によりブリッジプロジェクトもLayerZero(レイヤーゼロ)以外にも新世代が次々と誕生しています。

本稿ではその中でも新たなオンランプとしてOrbiter Finance(オービター・ファイナンス)とは異なるアプローチを行うLayerSwap(レイヤースワップ)について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。

次世代ブリッジであるOrbiter Financeの仕組みについては墨汁マガジンVol.857「図解で理解するOrbiter Financeの仕組み 次世代イーサリアム”Cross-Rollup”ブリッジとは?」を参照してください。

 

LayerSwapとは?

LayerSwap(レイヤースワップ)とは

 

「Cross-Rollupブリッジの一つで、Orbiter Financeとは異なるオンランプを提供するプロジェクト」

 

を指します。

LayerSwapの概要としてはソースチェーン及びディスティネーションチェーン(ターゲットチェーン)の合計対応数は27チェーンもあり、Orbiter Financeと比較すると非常に多いのが特徴です。

コア技術EOAベース
公式Twitter(X)@layerswap
資金調達220万ドル(約3.3億円)
企業評価額2億ドル(約295億円)
拠点米国(フィラデルフィア)
競合Orbiter Finance
トークンエアドロップの可能性
対応チェーンEVM及びL2の65チェーン

 

LayerSwapの対応L2チェーン一覧

LayerSwapが2023年11月現在対応しているチェーンは下記27チェーンとなっており、チェーン次第ではソースチェーンのみまたはディスティネーションのみという場合もあります。

 

チェーン種類ソースチェーンディスティネーションチェーン
EthereumL1N/A
Arbitrum OneL2N/A
Arbitrum NovaL2N/A
OptimismL2N/A
AvalancheEVMチェーンN/A
BNBEVMチェーンN/A
PolygonEVMチェーンN/A
EvmosEVMチェーンN/A
FuseEVMチェーンN/A
Solana非EVMN/A
BaseOP StackN/A
Manta PacificOP StackN/A
opBNBOP StackN/A
Public Goods NetworkOP StackN/A
ZoraOP StackN/A
zkSync ErazkEVMN/A
ScrollzkEVMN/A
LineazkEVMN/A
Polgon zkEVMzkEVMN/A
StarknetCarioVMN/A
ImmutableXStarkExN/A
BrineStarkExN/A
Loopringzk-RollupN/A
zkSync Litezk-RollupN/A
TonTONVMN/A
OsmosisCosmosN/A
RolluxBitcoin L2N/A

 

LayerSwapの大きな特徴

LayerSwapは資金調達額3億円程度と非常に少ないものの、墨汁うまいが推している理由としては

 

「L2のオンランプとして非常に優秀であり、短期的にはスケールしやすい」

 

ためです。

大きな特徴としては27チェーンの

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