目次
- 1 2024年アルトコイン大暴落
- 2 重要となるのは本質的価値
- 3 指標と割安さを考える
- 4 割安指標の算出方法
- 5 データ比較
- 6 本質的価値を下回っているかを算出する
- 7 分析結果からの考察
- 8 まとめ
仮想通貨(暗号資産)はビットコイン価格やイーサリアム価格がある程度安定したレンジとなっている一方、L2やzkEVMなどアルトコイン全体が大きく暴落しています。本稿では現在のようなアルトコイン下落相場で戦略的投機として割安で買える銘柄の選別手法について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
戦略的投機については墨汁マガジンVol.823「仮想通貨における戦略的投機と投資の違い 性質を理解して100倍銘柄を狙うには?」を参照してください。
2024年アルトコイン大暴落
チャートをイーサリアムの下落率と比較するとよくわかりますが、2024年4月に入ってETHの下落率に対してアルトコインが大幅に下落していることがわかります。これはDAレイヤーで圧倒的な人気を誇るCelestiaのTIAトークンもある程度の誤差はあるもののどの仮想通貨セクターも同じトレンドを示していることがわかるでしょう。
UniswapのUNIが若干高い位置で推移しているのはUNIのガバナンスによる影響で、UNIホルダーへの手数料還元が影響していると見られます。また新規のzkEVM銘柄のzkSyncの$ZKトークンやブリッジ銘柄のLayerZeroの$ZROトークンも例外ではないのです。
重要となるのは本質的価値
ここからの分析は2020年から2021年に高騰を予測するために使用した手法ですが、株と同時に仮想通貨(暗号資産)投資においては「本質的価値」という考え方が重要となります。
墨汁マガジンVol.403「ビットコイン投資の重要な考え方 BTCの”本質的価値”を評価するには?」で2020年4月に解説をしましたが
「本質的価値