- 1 Optimism(オプティミズム)の概要
- 2 OPトークンの詳細
- 3 OP Stackの解説一覧
- 4 OP Stackを採用したプロジェクト一覧
- 5 Surperchainエコシステムの分析
- 6 Eigen AVSとの比較
- 7 データを基にした総合評価
- 8 まとめ
イーサリアムL2であるOptimism(オプティミズム)のガバナンストークン、OPトークンはRollupを採用したL2銘柄の1つです。本稿ではArbitrum(アービトラム)のARBトークンに続き、OPトークンの仮想通貨(暗号資産)としてのポテンシャルについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
ArbitrumのARBエコシステム分析については墨汁マガジンVol.976「ARBは売るべき?Arbitrumエコシステムから分析するARBトークンは高騰するのか?」を参照してください。
Optimism(オプティミズム)の概要
OptimismはArbitrumと同様にOptimistic Rollupを採用したイーサリアムのL2であり、その特徴としては「イーサリアム上に最初にメインネットローンチしたRollup」として知られています。またローンチ前にAMM最大手のUniswap(ユニスワップ)がチェーンへのデプロイを発表したこともあり、L2としてはの開祖でもあるでしょう。
Optimismの概要については下記のようになっています。
公式Twitter(X) | @optimismFND |
プロジェクト名 | Optimism |
トークン | OP |
トークン配布方法 | エアドロップ |
資金調達 | 1.785億ドル(約280.58億円) |
コア技術 | Optimistic Rollup |
競合 | Arbitrum |
OPトークンの詳細
OPトークンをローンチしたのは2022年の6月1日となっています。
OPトークンはOPメインネットの利用ユーザーやアクティブユーザー、その他DeFiなどのDAOの投票ユーザー、マルチシグの署名者やイーサリアム以外のEVMチェーンなどを使用したユーザーなどが対象となっています。
OP Stackの解説一覧
Vol.890「図解で理解する”OP Stack”Pt.1 イーサリアムL2にOP Stackを利用して展開する利点とは?」
Vol.897「図解で理解する”OP Stack”Pt.2 Optimsimのスーパーチェーン構想とは?Polkadotとの大きな違い」
OP Stackを採用したプロジェクト一覧
ではOP Stackを採用したプロジェクトからまずは見ていきましょう。OP Stackをプロジェクトが採用することの利点はOptimismが開発したOP Mainnetと同じRollupを自己開発する必要がなく、Optimismの開発とアップデート、サポートを受けられることが大きな恩恵です。
プロジェクトリスト:https://bokujyuumai-salon.ethereum-japan.net/check-tool/project-list
下記リストがOP Stackを採用したプロジェクト及び資金調達額となっています。
OP Stackを採用しているチェーンとして最も有名なのは米最大手の仮想通貨取引所Coinbase(コインベース)が提供するBaseチェーンですが、その他にも約40プロジェクトほど存在します。
*クリックで画像を開くことができます