目次
- 1 米FRB 50bpsの利下げ
- 2 前回のFRB利下げとは違う点
- 3 FRB利下げにおける仮想通貨影響
- 4 年末にかけてのビットコイン相場
- 5 まとめ
仮想通貨(暗号資産)はFRBの利上げによりビットコイン価格が900万円を回復するも、市場の予想よりは下回る結果となりました。本稿ではFRBにより利下げにおける2024年末にかけて考えられる仮想通貨相場の展開について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
利下げ及び金利政策については墨汁マガジンVol.792「ドットチャートとは?FRBのFOMCでビットコインが下落した理由と2023年の相場影響」を参照してください。
米FRB 50bpsの利下げ
米FRBは市場の予想通り2024年9月のFOMCで50bps(0.5%)の利下げの発表を行いました。この利下げにより5.25%から5.5%だったFF金利(フェデラル・ファンド金利)は4.75%から5%となります。
この利下げは2019年7月の利下げだり、実に5年ぶりということが下記チャートからもわかるでしょう。
この利下げの背景にはインフレ率を示すCPIが2.5%へ下落したことで市場の過半数は25bps(0.25%)以上の利上げをすると予想しており、結果的に大きなサプライズとはならなかったものの米株や仮想通貨(暗号資産)を含むリスク資産全体の回復のきっかけとなったということです。
前回のFRB利下げとは違う点
ではここからは仮想通貨相場への影響について見ていきましょう。
今回注意したい点は
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