目次
- 1 SECがMango DAOとMNGOトークンを起訴
- 2 Mango DAOの起訴内容
- 3 マンゴーマーケットの背景
- 4 MNGOエアドロップ
- 5 DeFiにおける今後の影響
- 6 DAOの行く末
- 7 まとめ
米国証券取引委員会(SEC)はSolana(ソラナ)のDeFiとして知られるマンゴーマーケット(Mango Markets)の運営を未登録のブローカーとして告訴したと発表しました。本稿では今回のSECにおける起訴のガバナンストークン及び今後のエアドロップの影響について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
証券定義を満たすかどうかのHoweyテストについては墨汁マガジンVol.819「SEC(米証券取引委員会)が考える仮想通貨の証券定義とは?Howey Testから見るステーブルコイン」を参照してください。
SECがMango DAOとMNGOトークンを起訴
2024年9月27日、米国証券取引委員会(SEC)はSolanaのDeFiであるマンゴーマーケットを運営するMango DAOとBlockworks Foundationに対し
「SECに未登録でMNGOトークンの販売とオファーを行った」
として起訴、罰金の支払いで和解したと発表しました。
出典:米国証券取引委員会(SEC) – マンゴーマーケットの運営及びMango DAOの起訴
このようないわゆるDAOであり、ガバナンスとして運営していた形式でのSECによる起訴は初の事例であると言え、今後のDeFiやエアドロップに大きな影響を与える例となると言えるでしょう。
Mango DAOの起訴内容
では今回のMango DAOのSECによる訴状についてみていきましょう。まず注目したいのはSECはマンゴーマーケットのガバナンストークンであるMNGOトークンを名指ししている点と、マンゴーマーケットというDeFiプラットフォーム自体を「SECに未登録のブローカー」として指摘しているという点です。
主な内容としては
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