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墨汁マガジンVol.1162「EigenPieとは?イーサリアム上の新たなインフラEigenLayerのLRTプロジェクト概要と特徴」

目次
  • 1 EigenLayer($EIGEN)の解説一覧
  • 2 EigenPie概要
  • 3 EigenPieとは?
  • 4 EigenPieの特徴
  • 5 SSVネットワーク
  • 6 EigenPieのノードオペレーター
  • 7 EigenPieを使用すべきか?
  • 8 LRTの利点を理解する
  • 9 まとめ

イーサリアムのEigenLayerのようなリステーキングでは新たなAVSエコシステムを生み出しており、それらを活用するアグリゲーターLRT(流動性リステーキング)のEther.fi($ETHFI)やRenzo($REZ)などが最大手であると言えるでしょう。

その中でもEigenPieが徐々にシェアを伸ばしているのです。本稿ではEigenPieの概要と特徴について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。EigenLayerのLRTについては墨汁マガジンVol.1059「EigenLayerのLRTとは?イーサリアム流動性リステーキングの概要」を参照してください。

 

EigenLayer($EIGEN)の解説一覧

 

Vol.938「図解で理解するEigenLayer(アイゲンレイヤー)Pt.1 概要とリステーキングの意味」

Vol.939「図解で理解するEigenLayer(アイゲンレイヤー)Pt.2 AVSの抱える問題とEigenLayerのアプローチを理解する」

Vol.971「Celestia(TIA)などDAレイヤーは高騰する?仮想通貨ポートフォリオに組み込むべきか考える」

Vol.1036「EigenLayerのEIGENトークンを買い?EIGENの分析と評価」

Vol.1059「EigenLayerのLRTとは?イーサリアム流動性リステーキングの概要」

Vol.1152「EigenLayer(EIGEN)がローンチしたEigenCloudとは?EigenCloudの概要と壮大な目標」

Vol.1154「EigenLayer(EIGEN)のEigenVerifyとは?EigenCloudがカバーするイーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)の課題を理解する」

 

EigenPie概要

EigenPieのプロジェクト概要については下記表の通りとなっています。

 

項目プロジェクト詳細
開発元Magpie(現:fly)
公式X(Twitter)@flytrade_
創設年2022年
資金調達額304万ドル
IDO調達額250万ドル
チェーンイーサリアム, zkSync, Base, Arbtitrumなど
関連プロダクトブリッジアグリゲーター
トークンシンボル$FLY
関連技術LayerZero. Wormhole

 

EigenPieとは?

EigenPieとはその名前の通りEigenLayer(現在はEigenCloud)のLRTベースのプロジェクトであり、大元はブリッジアグリゲーターのMagpieが作ったサブプロジェクトを指します。

Magpieはかなりマイナーなブリッジアグリゲーターであるものの、LayerZeroのZROトークンエアドロップ獲得戦略で利用を推奨したプロジェクトであり、ブリッジのバックグラウンドにはLayerZeroだけでなくWormholeなども採用していることで知られています。

 

EigenPieの特徴

EigenLayerのリステーキングでは既にEther.fiが最大手であり、どのプロジェクトも似たような構造をしています。EigenPieによるとリステーキングにおけるリスク管理において特徴であるとしており、

 

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