目次
- 1 金が60万円を突破、1gが2万円を超える
- 2 金の上昇理由
- 3 複数の要因からなる金上昇の背景
- 4 経済は10年で大きく変化し、恒久的なヘッジ需要はない
- 5 日本の失策
- 6 世界情勢は常に変化している
- 7 金をポートフォリオに加えるべきか?
- 8 まとめ
ビットコイン価格は10月6日に史上最高値を再度更新した一方、それ以上のパフォーマンスを見せているのはゴールド(金)です。金価格はついに2025年9月29日に1トロイオンスで60万円を超え、わずか1日で62万円まで暴騰しています。
本稿では金(ゴールド)価格はこのまま上がり続けるのか、ゴールドを仮想通貨投資家はポートフォリオに加えるべきなのかについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
億り人を達成後のゴールドとポートフォリオ、資産の安定については「99%が知らない億り人達成後に仮想通貨投資家が資産を安定させる方法と考え方」を参照してください。
金が60万円を突破、1gが2万円を超える
金の単位でる1トロイオンスは31.1034768gであり、この金(ゴールド)価格が60万円を10月7日に突破しました。さらに円安が進行して高市早苗氏が自民党の新総裁に就任したことで円安がわずか数日で5.2円進行、その結果金価格は62万円まで1日で上昇したのです。
この上昇は異常な状態となっており、田中貴金属の金小売価格は1g2万円を突破したのは1万円到達から約2年であり、高齢者が地金商に行列をなしていると報道されているのです。
金の上昇理由
では金(ゴールド)価格の上昇理由とその背景についてみていきましょう。まず2020年のコロナショック時には金価格は約20万円でした。すなわち約5年で3倍まで高騰しているということになるでしょう。
そして注目すべきは円安とともに金価格が継続して上昇していることです。
これは一見すると円の価値が毀損して金を買っていると見えますが、
「金の高騰は