イーサリアムの発明者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏はAIモデルの数学的解析の技術発展に伴う量子コンピュータよりも早い段階での脅威になる可能性について警告、世界的に不正アクセスやセキュリティ侵害が増えていることも相まってイーサリアムだけでなくビットコイン、ひいては仮想通貨全体の大きな課題と言えるでしょう。
本稿では墨汁うまいが考えるAIの進化におけるイーサリアム及び仮想通貨(暗号資産)へなぜ脅威となるのかについて仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
量子コンピュータと仮想通貨の解説一覧
Vol.1228「【2026年最新】イーサリアムの「Strawman」開発ロードマップを理解する」
Vol.1239「量子コンピュータがもたらす仮想通貨(暗号資産)への脅威を正しく理解する」Vol.1240「量子コンピュータは銀行も脅威?公開鍵と秘密鍵の根本的問題を理解する」
Vol.1241「イーサリアムの量子コンピュータ対策のロードマップを理解する」
イーサリアムにおけるAIの脅威
近年におけるOpenAIのChatGPTやAnthropicのClaudeなどからみてもAIは驚異的な早さで進化しており、この根本の脅威は
「何十年も解決できなかった問題に対する証明を人間に変わって証明」
という例を次々に作ってしまっているという点です。
イーサリアムのStrawman(Strawmap)では量子コンピュータ耐性を主軸に、これまでのThe Surgeなどの開発ロードマップを強化したものを発表していました。ここで有力候補となっていたのが格子暗号をベースとしたML-DSA/FHEなどが有力候補だったわけですが、このAIモデルの計算能力が加速度的に上がっている以上、量子コンピュータ以前にAIに破られる可能性が脅威として上がってきてしまっているということになるのです。
従ってここでは量子コンピュータのShorが実現する以前にAIによる加速度的な計算または証明が無視できないレベルとなってきており、優先順位におけるロードマップ見直しが必要ということになるでしょう。
なぜAIの進化が仮想通貨に脅威なのか?
Shorアルゴリズムは量子コンピュータはそもそもの事実上、これまでの演算能力では確率論上不可能性であった暗号をほぼ無効化してしまうという実用レベルとなると危機的な状況を生む可能性を考慮する必要がありました。
一方で現在のAIモデルとの比較をすると、下記の表の通りとなるのです。

