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墨汁マガジンVol.214「イーサリアム1.xとイスタンブールハードフォークの仮実装EIPの重要性」

目次
  • 1 イスタンブールの実装タイムラインと追加されたEIP
  • 2 OPCODEの調整や、新規OPCODEはETHに影響があるのか?
  • 3 注目すべきイスタンブールとイーサリアム1.xの関係
    • 3.1 EIP-2029 State Counter Contract
    • 3.2 EIP-2026 Fixed Prepayment for Accounts”レントバランス”
  • 4 まとめ

イーサリアムはコンスタンティノープル実装を3月に終え、イーサリアム1.x、イーサリアム2.0と平行し、レガシィチェーンのアップデートとなるハードフォーク、”イスタンブール”への実装EIPを決める必要があります。

本稿ではイスタンブールの最新情報とその影響について解説を行います。

 

 

イスタンブールの実装タイムラインと追加されたEIP

イスタンブールアップデートが提案されたのは、2018年の9月であり、当初はハードフォークの名前しか決まっていなかったものの、「定期的なハードフォークによるネットワークアップグレードを行う」というコンセンサスからタイムラインが定められています。

 

 

タイムラインによると、5月がイスタンブールで実装するEIPの締切となっており、4月にベルリンで行われたイーサリアム1.xとイスタンブールのロードマップを提案するミーティングでは、

 

EIP-1829 3 Precompile for Elliptic Curve Linear Combinations

EIP-615 1 Static Jumps and Subroutines –

EIP-1057 1 ProgPoW, a Programmatic Proof-of-Work

EIP-778 2 Ethereum Node Records (ENR)

が提案されていました。ですが現在は情況が更に変わっており、最新のEIPはこちらから確認ができ、現在は28ものEIPが提案され

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