目次
- 1 イスタンブールの実装タイムラインと追加されたEIP
- 2 OPCODEの調整や、新規OPCODEはETHに影響があるのか?
- 3 注目すべきイスタンブールとイーサリアム1.xの関係
- 3.1 EIP-2029 State Counter Contract
- 3.2 EIP-2026 Fixed Prepayment for Accounts”レントバランス”
- 4 まとめ
イーサリアムはコンスタンティノープル実装を3月に終え、イーサリアム1.x、イーサリアム2.0と平行し、レガシィチェーンのアップデートとなるハードフォーク、”イスタンブール”への実装EIPを決める必要があります。
本稿ではイスタンブールの最新情報とその影響について解説を行います。
イスタンブールの実装タイムラインと追加されたEIP
イスタンブールアップデートが提案されたのは、2018年の9月であり、当初はハードフォークの名前しか決まっていなかったものの、「定期的なハードフォークによるネットワークアップグレードを行う」というコンセンサスからタイムラインが定められています。
タイムラインによると、5月がイスタンブールで実装するEIPの締切となっており、4月にベルリンで行われたイーサリアム1.xとイスタンブールのロードマップを提案するミーティングでは、
EIP-1829 3 Precompile for Elliptic Curve Linear Combinations
EIP-615 1 Static Jumps and Subroutines –
EIP-1057 1 ProgPoW, a Programmatic Proof-of-Work
EIP-778 2 Ethereum Node Records (ENR)
が提案されていました。ですが現在は情況が更に変わっており、最新のEIPはこちらから確認ができ、現在は28ものEIPが提案され