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墨汁マガジンVol.216「bitFlyerの自己売買開示 短期で必ずbitFlyerが勝つ仕組みと分析」

目次
  • 1 bitFlyerの自己、媒介を確認する方法
  • 2 データから分析する自己売買率
  • 3 bitFlyerがビットコイン現物で必ず勝つ仕組み
  • 4 本当にbitFlyerはフロントランニングをしていないのか?
  • 5 インサイダーによる自己売買利益の疑問と可能性
  • 6 まとめ

bitFlyerが公開した、”取引所内での流動性の供給を目的とした意図的な注文”に非常に注目が集まっています。bitFlyerによると、運営側であるという利点を活かし、顧客よりも先に注文を出して利益を出す”フロントランニング”は行っていないと主張しています。2017年初頭から、システムを正常に保つことができていないbitFlyerにとって、フロントランニングは行っていないとしても、意図的に利益を出す方法はあり、トレーダーのロスカット誘発をしていなかったとは言えないのです。

本稿では、bitFlyerの自己売買とその問題点を実際の履歴から確認してみましょう。

 

bitFlyerの自己、媒介を確認する方法

bitFlyer は5月29日に、「お取引レポート」の項目に、板取引であるのにbitFlyerが取引相手となる「自己」と、bitFlyerを使用して取引する不特定多数のトレーダーとの取引を「媒介」とした項目を追加しました。

確認の方法は簡単で、まずbitFlyerへとログインします。

Lightningではなく、bitFlyer本サイトへログインし、

 

「お取引レポート①」→「自己・媒介②」

 

を確認します。自己はbitFlyerとの取引となり、媒介は不特定のトレーダーが相手です。ここでは現物取引のみしか確認できず、FXは「お取引レポートのダウンロード③」から、申請を行う必要があります。

出典:https://bitflyer.com/ja-jp/ex/TradeHistory

 

お取引レポートにアクセスすると、各種レポートを「申請④」することができます。ここで申請すると、取引量が多い場合には数分はかかりますが、申請後にダウンロード⑤が出てきたらダウンロード可能です。ダウンロードしたファイルは圧縮されているので、解凍して中身を見てみましょう。エクセルの形式であるので、もしMacなどでエクセルを使用していない場合は、Googleスプレッドシートから開いて見ることができます。

 

 

データから分析する自己売買率

私の場合は、ビットコインが大幅に高騰した2017年から見ると、約23,100件の取引の内、535件がbitFlyerによる自己売買でした。ポジション数はカウントしていませんが、単純計算で2.3%の割合でbitFlyerが相手となっての取引となっています。ですがこの比率は古くなるほど高くなり、2016年は12000件に対して

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