目次
- 1 イーサリアムの開発は遅くない
- 2 イーサリアム1.0でのエコシステム
- 3 イーサリアム2.0でも使用されるプロジェクト
- 4 まとめ
イーサリアムは、2019年7月30日でメインネットローンチから4周年となりました。ローンチ前からPoWからPoSへの移行を前提としてSharding、Casperの開発、リサーチを行ってきたイーサリアムはついに2020年1月にCasperのBeacon Chainをローンチ予定となっています。
これに伴い、「イーサリアムは開発が遅い」と批判されることが多々あります。実際にイーサリアムは開発が遅いのか?これまでの開発やイーサリアムファンデーションのエコシステム整備戦略について詳しく見ていきましょう。
イーサリアムの開発は遅くない
まず結論から述べると、イーサリアムの開発はブロックチェーンにおいて最も進んでおり、イーサリアムが遅いとするならば、その他イーサリアムフォロワーなアルトコインプロジェクトは比較する舞台にさえ立っていないと言えます。これはすでにブロックチェーンはスケーリングが困難であるという結論がでているため、いくらレイヤー1を開発したとしてもある一点から平行線をたどり、中央集権にしてスケーリングすればブロックチェーンの意味がないのです。
そのためイーサリアムはブロックチェーンのトリレンマを解消するShardingの実装を行うのです。
イーサリアム1.0でのエコシステム
イーサリアム1.0での開発は、既に2016年の時点で重要なエコシステム整備は完了していました。なので、2017年以降はイーサリアム2.0(セレニティ)への移行準備と実装のための並行開発が行われているのです。
まずイーサリアムファンデーションの開発戦略として、