- 1 CMEとCboeのビットコイン先物CFD
- 2 現物決済されるビットコイン先物とは?
- 3 BakktがLedgerXより大きなファンダメンタルである理由
- 4 まとめ
LedgerXは、CFTCによりDCMライセンスを付与された米国のビットコインデリバティブ取引所で、CFTCの規制下にあるオプション取引所ですが、現在はビットコインスワップ取引及びオプション取引のみを提供しています。
LedgerXはBakkt同様にビットコイン先物の上場を予定していますが、両者には大きな違いがあります。本稿ではLedgerXとBakktのビットコイン先物がなぜ重要か、どう違うのかについて詳しく解説を行います。
CMEとCboeのビットコイン先物CFD
BakktとLedgerXのビットコイン先物に共通することは、現物決済されるビットコイン先物であるということです。これはどういうことかというと、CMEやCboeといった既存のオプション取引所や先物取引所大手が提供するビットコイン先物はCFD(差金決済)取引となっているのです。
通常先物契約取引というのは、決められた期日までポジションを持っている場合、そのポジションに対して買いまたは売りがされます。CFDでは、このポジションに対してSQ(特別清算指数)の価格の差額が利益または損益となります。つまり簡単に言えばBitMEXのPerpetualとは違い、月ごとや四半期ごとにポジションがSQ価格で強制決済されるデリバティブということです。
例:100万円で1BTCを8月1日にロング SQが120万円
→120万円 - 100万円 = 20万円の利益のポジションを強制決済
決済日となるSQ日までにこれらのポジションを決済すれば、SQ日は関係なくBitMEXやbitFlyer FXと同様のビットコインデリバティブになるということです。
現物決済されるビットコイン先物とは?
BakktとLedgerXもビットコイン先物であるのでSQは同様であるものの、現受け渡しができるということです。どういうことかというと