目次
- 1 OTCとP2P(C2C)取引の違い
- 2 バイナンスが踏んだ地雷
- 3 バイナンスの問題ではない
- 4 最も影響を受ける問題
- 5 CNHTの実利用はあるのか?
- 6 まとめ
OKExなどと同様の中国系仮想通貨取引所バイナンスは2019年6月にOTC取引をローンチ。10月に入ってこのOTCで中国向けにフィアット取引を提供すると報道されました。対してAlipayやWechat Payなどの対象サービスは否定、バイナンスは今までグレーゾーンであった中国問題の地雷を踏んだ可能性があります。
本稿では、この件がビットコインやイーサリアム、中国事情にどのような影響を及ぼすかについて解説を行います。
OTCとP2P(C2C)取引の違い
OTC取引は、仮想通貨取引の流動性の問題から大きな取引量を大口が行う場合、市場価格に影響を与えてしまうために大口同士の取引をバイナンスが仲介し、手数料を貰う取引を表します。対してP2P取引はOTCと同様に個人間の取引となりますが、