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墨汁マガジンVol.337「ライトニングネットワークの”キャパシティ問題”ビットコイン送金は実用的か?」

目次
  • 1 Bitfinexがライトニングネットワークの入出金を対応
  • 2 ライトニングネットワークの現在の実用性は?
  • 3 ビットコイン上でのコントラクト
  • 4 ビットコインのキャパシティ
  • 5 アトミックスワップ時の問題
  • 6 まとめ

ビットコインのライトニングネットワークは、HTLCを利用したビットコイン上のコントラクトで、ブロックチェーンのオフチェーン取引で最も開発が進んでいるスケーリング解決策です。ライトニングネットワークがビットコインのメインネットサポートを開始したのは2018年の3月であり、約1年と9ヶ月前となっています。

本稿ではライトニングネットワークの実用度とビットコイン価格への影響について解説を行います。

 

 

Bitfinexがライトニングネットワークの入出金を対応

仮想通貨取引所のBitfinexによると、12月3日からライトニングネットワークを介したビットコインの入出金を対応すると発表。これは仮想通貨取引所で世界初となるライトニングネットワークの統合となり、実にメインネットサポートから約2年経過において大きな前進であるということになります。

 

 

出典:bitfinex.com

 

ではこのBitfinexのライトニングネットワーク統合はどのような影響を及ぼすかについて見ていきましょう。前提知識としてライトニングネットワークの仕組みについて下記マガジンを参照してください。

 

 

ライトニングネットワークの現在の実用性は?

まずライトニングネットワークの現在の実用性について見てみましょう。

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