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墨汁マガジンVol.343「イーサリアム2.0(ETH2)でバリデータがスラッシュ(ペナルティ)されたらどうなるのか?」

目次
  • 1 ETH2のスラッシュとは?
  • 2 ETH2バリデータの状態
  • 3 図解で理解するETH2バリデータ登録
  • 4 バリデータ解除の手順
  • 5 バリデータがスラッシュされた場合
  • 6 まとめ

イーサリアム2.0(ETH2)では、32ETHのステーキングでバリデータになることができますが、Casperのペナルティによってデポジットした32ETHがスラッシュされる可能性があります。本稿では実際にETH2バリデータがスラッシュされた場合、どのような状態になるのか、ETHがロックされるのかについて解説を行います。

 

バリデータのペナルティについては下記マガジンを参照してください。

 

ETH2のスラッシュとは?

まずスラッシュ(Slash)とは、イーサリアム2.0のCasperにおけるプロトコルの一つで、バリデータがBeacon ChainやShard Chainを攻撃しようとした場合や、ファイナリティが確定できないときにCasperを再起動するためのバリデータに対するペナルティであり、DAOとしてPoSチェーンが動き続けるインセンティブとなります。

 

Casperの再起動については下記マガジンを参照してください。

 

このCasperのスラッシュは非常によく考えられており、ただのバリデータのペナルティではなく

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