目次
- 1 ETH2のスラッシュとは?
- 2 ETH2バリデータの状態
- 3 図解で理解するETH2バリデータ登録
- 4 バリデータ解除の手順
- 5 バリデータがスラッシュされた場合
- 6 まとめ
イーサリアム2.0(ETH2)では、32ETHのステーキングでバリデータになることができますが、Casperのペナルティによってデポジットした32ETHがスラッシュされる可能性があります。本稿では実際にETH2バリデータがスラッシュされた場合、どのような状態になるのか、ETHがロックされるのかについて解説を行います。
バリデータのペナルティについては下記マガジンを参照してください。
ETH2のスラッシュとは?
まずスラッシュ(Slash)とは、イーサリアム2.0のCasperにおけるプロトコルの一つで、バリデータがBeacon ChainやShard Chainを攻撃しようとした場合や、ファイナリティが確定できないときにCasperを再起動するためのバリデータに対するペナルティであり、DAOとしてPoSチェーンが動き続けるインセンティブとなります。
Casperの再起動については下記マガジンを参照してください。
このCasperのスラッシュは非常によく考えられており、ただのバリデータのペナルティではなく