目次
- 1 ビットコイン半減期が注目される理由
- 2 ビットコインハッシュレートへの影響
- 3 半減期後に起こる現象
- 4 ビットコインASIC投入の変動
- 5 まとめ
ビットコイン半減期は2020年5月12日を予定しており、新規発行されるBTCが12.5BTCから6.25BTCへと半減されます。このときビットコインマイナーの損益分岐点は単純に考えると2倍となるため、ビットコイン価格やビットコインのハッシュレートに大きな影響を与えます。本稿では半減期を迎えた後にビットコインにどのような影響を及ぼすかについて分析、解説を行います。
2016年のビットコイン半減期の価格影響やその後のファンダメンタルについては墨汁マガジンVol.395「コロナショック後の2020年ビットコイン半減期 今後はどうなるのか?」を参照してください。
ビットコイン半減期が注目される理由
ビットコイン半減期は、ビットコインマイナーの報酬が半分になるため、マイナーやマイニングプールに大きな影響を与える一方、トレーダーやビットコイン投資家にとっては、日々の売り圧が突如半減するという約4年に一度のファンダメンタルです。まずビットコイン価格が上がる時は
供給(マイニング報酬や売り) < 需要(ロング)
となります。現在保たれている市場の需要と供給の割合が、ビットコインの半減期に供給がデフレするためビットコインファンダメンタルで最も重要とも言えるでしょう。
ビットコインハッシュレートへの影響
ビットコインのハッシュレートは、半減期に向けて過去最高を記録。145EH/sは4月が100EH/sであったことを考慮すると、約1.5倍にまで高騰しているということになります。
つまり、半減期を迎える