- 1 2016年ビットコイン半減期前後の動き
- 2 半減期前にビットコインが下落した理由
- 3 半減期後のBTCマーケットコンディション
- 4 マーケットはフラットな状態で良好
- 5 まとめ
ビットコインの半減期は約4年に一度のビッグイベントであり、多くのビットコイン投資家が期待していると言えるでしょう。この半減期前にコロナショックで最高値から半額となったビットコインですが、今後どうなるのでしょうか?過去の半減期前後のファンダメンタルと最新のテクニカル分析にて解説をおこないます。
ビットコイン半減期とマイニングの関係性については墨汁マガジンVol.309 「マイニング損益分岐点とビットコイン半減期の関係性をデータから分析する」を参照してください
2016年ビットコイン半減期前後の動き
ビットコインは過去と同じ相場を繰り返すアノマリーがあることは誰でもご存知でしょう。2016年のビットコイン半減期前後の動きは、多くのビットコイン投資家が意識しており、過去の動きをおさらいしておく必要があります。
下記チャートは半減期前後のビットコインチャートで、2016年の半減期は7月9日夏となっており、2020年は5月13日前後となっています。半減期が4年に1度であるのに、2ヶ月近く前倒しとなっているのは固定ブロックでの難易度調整に対しハッシュレートの上昇が非常に高かったことが原因となっています。
半減期の2ヶ月前となる2016年5月末からビットコインは高騰を開始。6月になると前回の半減期は高騰したという煽り記事が多くではじめたことで、ビットコイン価格は日に日に上昇していき、1ヶ月前には約2倍近い8.3万円まで高騰。その後半減期前の事実売りが入り30%の下落を記録します。
当時は中国に完全依存した相場であったことがこの半減期前の事実売りを引き起こしたのです。このことから2020年3月のビットコイン相場は非常に重要となっていたことがわかります。コロナショックでビットコインの暴落を引き起こした理由については墨汁マガジンVol.376 「ビットコイン半減期での利確 噂で買って事実で売るにはどうすればいいのか?」を参照してください。
半減期前にビットコインが下落した理由
実際にこの傾向をコロナショックで当てはめてわかるように、