目次
- 1 半減期(Halving)とは?
- 2 需要と供給の関係性を理解する
- 3 ビットコインがプロトコル外で依存しているもの
- 4 楽観視の問題点
- 5 第4半減期後の現在
- 6 超長期的目線
- 7 まとめ
ビットコインは2024年4月20日に第4半減期を迎え、新規発行されるビットコインのマイニング報酬が半分となりました。この半減期はビットコインや仮想通貨(暗号資産)の価格高騰のバブル相場のサイクルの要因の1つとも知られており、ビットコイン保有者はこのサイクルを誰しもが疑わないとも言えるでしょう。
本稿ではこのビットコインの高騰サイクルが必ず起きるものではなく、上昇トレンドが恒久的に継続するとは考えられない理由について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
ビットコインの問題点については墨汁マガジン「99%のビットコイン保有者が気づいていないBTCの問題点」を参照してください。
半減期(Halving)とは?
半減期とはビットコインの市場供給量を約4年に1度に自動で変更するプロトコルであり、4年間は同じ新規発行BTC数で固定されるものの半減期を迎えるとその名前の通り1ブロックごとに新規発行されるビットコインが半分になるというものです。
これまでの半減期は下記のようになっており、2024年には4回目の半減期を迎えたことで、新規発行されるビットコイン数は9月現在1ブロックにつき3.125BTCとなっています。
半減期実行日 | 1ブロックで新規発行されるBTC | |
---|---|---|
第一半減期 | 2012年11月28日 | 25BTC |
第二半減期 | 2016年7月9日 | 12.5BTC |
第三半減期 | 2020年5月12日 | 6.25BTC |
第四半減期 | 2024年4月20日 | 3.125BTC |
需要と供給の関係性を理解する
この半減期とビットコイン価格の影響を理解するにはまずは需要と供給の関係性を正しく理解しなければいけません。
需要と供給の関係性は
需要 < 供給 = 価格下落
需要 > 供給 = 価格上昇
というシンプルな構造です。
つまり