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墨汁マガジンVol.425「イーサリアム2.0 Casperでのコンセンサスバグによるフォークの原因」

目次
  • 1 イーサリアムとコンセンサスバグの歴史
  • 2 高い分散性によるフォーク
  • 3 Schlesiコンセンサスバグ詳細
  • 4 Beacon Chainローンチはいつになるのか?
  • 5 まとめ

イーサリアム2.0では、イーサリアム独自PoSのCasperによるEpochごとのファイナリティにより、ブロックが確定します。そんな中イーサリアム2.0Schlesiテストネットがコンセンサスバグによりスロット141184でフォークしてしまいました。本稿ではイーサリアム2.0のコンセンサスバグとこのフォーク原因について詳しく解説を行います。

Casperのファイナリティについては墨汁マガジンVol.240「イーサリアムのファイナリティとCross Shard」を参照してください

 

イーサリアムとコンセンサスバグの歴史

イーサリアムのコンセンサスバグによるフォークは、現在のイーサリアムレガシーチェーンローンチ前のオリンピックテストネットでも起こっており、メインネットローンチ後にも2度テストネットと合わせて起きています。

 

2016年11月:スプリアスドラゴン実装後のメインネット

2018年10月:コンスタンティノープル実装後のロプステンテストネット

 

です。これらのいずれもGethやParityなどクライアントのバグが起因しています。

 

高い分散性によるフォーク

イーサリアムがコンセンサスバグを起こしてフォークするのには理由があり、ビットコインより高い分散性を持つことが起因となっています。主な原因は

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