目次
- 1 イーサリアム2.0の移行ロードマップ
- 2 Beacon Chainの技術上の重要ポイント
- 3 32ETHステーキング後の問題
- 4 32ETHステーキングを技術的に考える
- 5 イーサリアム2.0は他とは異なる
- 6 まとめ
32ETHのステーキングでバリデータとなるイーサリアム2.0において、気になる点は利確扱いとなるのかでしょう。前回は法律上の定義を参考にし分析を行いましたが、本稿では通常とはことなるイーサリアム2.0を技術上の扱いでメインネットスワップに当たるのかについて解説を行います。
イーサリアム2.0がメインネットスワップに当たるかどうかは墨汁マガジンVol. 32ETHステーキング時イーサリアム2.0はメインネットスワップに当たるのか?」を参照してください。
イーサリアム2.0の移行ロードマップ
まず重要となるのはイーサリアム2.0の全体像を把握するという点です。2020年11月のローンチを予定しているイーサリアム2.0フェイズ0では、”ETH2への移行の開始前段階”であるため、フェイズ0と名付けられています。このフェイズ0ではBeacon Chainのローンチのみとなり、BETHは送金することができず、売却もすることができません。
段階で見ると
フェイズ0:Beacon Chainのローンチ バリデータ登録開始
フェイズ1:ShardingでのETH2の同一Shard Chain上での送金のみ開始
フェイズ2:eWASM実装でETH2をコントラクト実行のガスに使用可能
フェイズ3:ライトクライアントによるノードの軽量化
フェイズ4:Shard Chain間のCross Shard
です。
イーサリアム2.0の全貌は真のイーサリアムキラーは”イーサリアム2.0(セレニティ)”を参照してください。
従ってイーサリアム2.0は