目次
- 1 仮想通貨(暗号資産)のメインネットスワップとは?
- 2 メインネットスワップで重要なポイント
- 3 32ETHステーキングはメインネットスワップに当てはまるのか?
- 4 法人と個人は税制が違う点に注意
- 5 まとめ
イーサリアム2.0のバリデータは2020年11月頃ローンチを予定しており、現在は最終調整にはいっています。イーサリアム2.0ローンチの最終段階となるマルチクライアントテストネット”Altona”のローンチにより、32ETHステーキングは目前となっていますがバリデータとなる前に税金の取り扱いについて考えておく必要があります。
本稿ではイーサリアム2.0での32ETHステーキングのメインネットスワップに当たるのかについて分析、解説を行います。
マルチクライアントテストネットについては墨汁マガジンVol.420「イーサリアム2.0マルチクライアントテストの進捗と重要な理由」を参照してください。
仮想通貨(暗号資産)のメインネットスワップとは?
メインネットスワップとはその名前の通り、ETHなどの仮想通貨が使用できるメインのブロックチェーンを変更することを示します。つまり現在のイーサリアムチェーンから別のチェーンを作成して移行したりする行為を表し、イーサリアムのバリデータもメインネットスワップに該当する可能性があります。
一般社団法人 日本仮想通貨税務協会JCTAによると、
「一般的に、含み損益のある資産を売却した場合には、所得が実現したものとされ、資産の交換は売却に含まれると解されるため、メインネットへの移行においても交換と判断し、所得が実現したと考えることも可能性としては考えられます。」
としています。
メインネットスワップで重要なポイント
ですがここでの重要なポイントとして