目次
- 1 Uniswapの基本原理
- 2 Uniswapでのプライスインパクトと流動性
- 3 流動性マイニングの安全性
- 4 Uniswapの利点
- 5 まとめ
Uniswapの仕組みや流動性プールについて見てきましたが、実際にイーサリアムDeFiで流行っている流動性マイニング(Liquidity Minig)の安全性はどうなのでしょうか?本稿ではUniswapの原理から見た流動性マイニングの安全性と利点について詳しく解説を行います。
Uniswapの仕組みについては墨汁マガジンVol.466「図解で理解するUniswapのわかりやすい仕組みPt.1 流動性マイニングとプール」を参照してください。
Uniswapの基本原理
まずUniswapの仕組みは「図解で理解するUniswapのわかりやすい仕組みPt.1 流動性マイニングとプール」でみたように、基本的な原理では需要と供給のバランスと流動性がベースになっており、ETHUSDCやMKRDAIなどの流動性プール内の需要は
「マーケット価格へ収束する」
というインセンティブのもと設計されています。Uniswap の確率した流動性プールでのスワップというDEXモデルの元は、イーサリアム発明者のVitalik氏が提案した式を元にプールが提供する以上の流動性(スリッページ)と裁定利益(ボーナス)を計算しており、下記の曲線のようになっています。
つまり、適正な流動性があるプールまたはプール