目次
- 1 仮想通貨は新たな資産クラス
- 2 現在の仮想通貨はバブルか?
- 3 資産クラスとしての成熟と相場
- 4 注意すべき指標
- 5 今後の戦略
- 6 まとめ
ビットコインは市場最高値を大きく更新し700万円を記録。イーサリアムはコロナショックから約40倍となる39万円台まで高騰しており、DeFiによる運用やイーサリアム2.0のステーキング需要により、さらに一層需要が増加しています。
本稿では中長期目線での今後の仮想通貨相場の見通しについて、詳しく解説を行います。
仮想通貨は新たな資産クラス
2017年から2018年にかけて仮想通貨は大きく高騰し、2018年から2019年にかけての暴落で仮想通貨バブルとなりました。当時はイーサリアムでさえコントラクト利用のメインは資金調達のICOのみであり、実際に使用できるもの殆どなかったと言えるでしょう。
また殆どのブロックチェーンは送金のみに使用され、現在のDeFiやNFTのようなイーサリアムやブロックチェーン自体を使用するというものは皆無であり、価格だけが上がって投機がリードしている状態と言えたのです。
対して現在はイーサリアムは
・DeFiでのトレードや資産運用
・NFTマーケット
・ETH2ステーキング
・ガスとしての手数料
と“実際に利用できる資産”として、株や為替、コモディティなどと違う地位を確立しつつあり、2018年とは大幅に環境が異なっていることがわかるでしょう。
資産クラスとしての重要性については墨汁マガジンVol.530「【2021年版】ビットコイン下落を予測する今後の重要指標」を参照してください。
現在の仮想通貨はバブルか?
では現在の相場は仮想通貨バブルなのでしょうか?2018年の仮想通貨バブルは