- 1 図解で理解するYearn Finance一覧
- 2 DeFiのガバナンスとは?
- 3 YIP-61:ガバナンス2.0″Multi-DAO構造”
- 4 8つのyTeamsとは?
- 5 YDPとは?
- 6 マルチシグとVeto Power
- 7 まとめ
Yearn Financeはイールドアグリゲーターとして最も進んだガバナンス形式”Multi-DAO”を形成するガバナンス2.0へ2021年4月から移行しています。このYearn Financeガバナンス2.0により、今までよりより複雑かつ高度なDAOとなっており、イールドアグリゲーターとしてより洗練されたものとなっていると言えるでしょう。本稿ではYearn Financeの最新のガバナンスとMulti-DAOについて詳しく解説を行います。
図解で理解するYearn Finance一覧
Vol.476「図解で理解するYearn Financeのわかりやすい仕組みPt.1 yEarnとyVaultsの利点とリスク」
Vol.478「図解で理解するYearn Financeのわかりやすい仕組み Pt.2 yETHの利点と戦略」
Vol.479「図解で理解するYearn Financeのわかりやすい仕組みPt.3 yETHのリスクを理解する」
Vol.580「図解で理解するYearn Financeのわかりやすい仕組みPt.4ガバナンス2.0 “Multi-DAO”とは?」
Vol.583「図解で理解するYearn Financeのわかりやすい仕組みPt.5 Vualtの最新の運用戦略と採用方法」
*不明な点についてはSlackの #雑談DeFi スレッドにて墨汁うまいに気軽に質問してください。
DeFiのガバナンスとは?
そもそもDeFiでよく聞くガバナンス(Governance)とはなんでしょう?DeFiにはICOと同様にプロジェクトの”ネィティブトークン”が存在し、例えばYearn FinanceであればYFIでありUniswapであればUNI、Curve FinanceであればCRVがそれに該当し、同時にガバナンストークンとして機能します。
DeFiにおけるガバナンスとは
「プロジェクトの開発や今後の方向性、ファンドが管理する資金の使い道をガバナンストークンによる投票で意思決定すること」
を表します。つまり本来企業などで行なう株主総会や取締役員が行なう経営方針の決定などを、ガバナンストークンを用いて提案や可決、否決などを行なうということです。このガバナンスを行なうためのトークンをガバナンストークンと呼びます。
当初ガバナンスはうまく機能しないと考えられましたが、The DAOからはじまり、Maker DAOが最初の成功例となって現在のYearn Financeへと昇華しました。
Check
YIP-61:ガバナンス2.0″Multi-DAO構造”
2021年4月25日に可決されたYIP-61のガバナンス2.0では、”Multi-DAO構造”へとYearn Financeはシフトしています。Multi-DAO構造とは
「YFI保有