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墨汁マガジンVol.700「まだ間に合う?イーサリアムL2の”エアドロップ給付金”獲得戦略 期待できるL2プロジェクトと今後」

目次
  • 1 OptimismがついにOPをエアドロップ
  • 2 OptimismのOP獲得条件
  • 3 DeFiユーザーにエアドロップ
  • 4 EVM経済圏やブリッジユーザーにエアドロップ
  • 5 エアドロップが期待できるL2は?
  • 6 L2の現状はどうなっている?
  • 7 zk-Rollupの今後
  • 8 エアドロップ獲得に期待できるL2プロジェクトリスト
  • 9 まとめ

イーサリアムのRollupを採用したL2の”Optimism(オプティミズム)”は、期待されていたガバナンストークンであるOPトークンをローンチし、OptimismユーザーとイーサリアムL1でDeFiやブリッジを行ったユーザーにエアドロップを行いました。この通称”給付金”は今後のL2の他のネットワークのArbitrumなどでも年内となる可能性が高く、他のL2プロジェクトなどを含むより多くのL2エアドロップ給付金をもらうには計画的に事前準備が必要です。本稿ではこれからはじまるL2のエアドロップで稼ぐための具体的な戦略についてこれまでの傾向を分析から解説を行います。

Arbitrumの使い方についてはリサーチレポート「Arbitrumの使い方完全マニュアル Metamaskの設定とArbitrumOne(L2)でDeFiを使用するやり方」でわかりやすく解説しています。

OptimismがついにOPをエアドロップ

Optimistic Rollupを導入した新時代のL2ネットワークであるOptimism(オプティミズム)はUniswap v3のローンチ時にネットワークサポートをするとアナウンスしたことで注目を集めました。その後にローンチした同じくOptimistic Rollupを採用している”Arbitrum(アービトラム)”にTVLを大きく越されており、存在感が薄まっていたところガバナンストークンの”OPトークン”のローンチを2020年4月27日発表したのです。

 

 

OptimismのOP獲得条件

DeFiにおけるエアドロップ給付金の獲得条件は基本的に

 

「ローンチアナウンスの数日前から数ヶ月前になんらかのアクションを起こしていること」

 

です。

Optimismの場合は2022年3月25日つまり発表の1ヶ月前に条件を達成していることが前提条件となっており、過去のユーザーまたはよりアクティブにL2のOptimismを利用していることが付与のメイン条件となっています。

さらに最近エアドロップの獲得条件としてのトレンドは

 

「メジャーDeFiを使用していたり、EVM経済圏などにブリッジしているユーザー」

 

を獲得条件としています。

DeFiユーザーにエアドロップ

他にもDeFiユーザーとして

 

・Aave

・Curve Finance

・Maker DAO

・Aragon

 

またはそれらのフォークでガバナンスの提案や投票をしているユーザーも対象にしているのです。よりゆるい条件であるとEvmosの”EVMOSエアドロップ”のように単純にUniswapなどのメジャーDeFiを利用しただけでも対象となるものもあります。

EVM経済圏やブリッジユーザーにエアドロップ

またOptimismではL2のTVLを獲得するためにイーサリアムからEVM経済圏やその他SolanaやTerraなどにブリッジしたユーザーも得るためにブリッジも対象としており、EVM経済圏では

 

・BSC(BNB)

・Fantom(FTM)

・Polygon(MATIC)

・Avalanche(SOL)

 

を対象にしており、非EVM経済圏では

 

・Terra(LUNA)

・Solana(SOL)

 

さらにOptimistic Rollupの他のL2も対象となっており

 

・Arbitrum

・Optimism

・Metis

・Boba

 

を利用したユーザーも対象となっているのです。

エアドロップが期待できるL2は?

ではこれらのさらに細かい条件や傾向からより効率よくエアドロップを獲得できる方法を分析してみましょう。まずこれからエアドロップが期待できる最有力候補のL2は

 

・Abitrum(Optimistic Rollup)

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