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墨汁マガジンVol.808「ビットコインのエントリー戦略を長期トレンド転換から考える」

目次
  • 1 ビットコインドル建てでFTX破産前の最高値にアプローチ
  • 2 ビットコインをどこで買うか?
  • 3 ビットコインのトレンドが転換するシナリオ
  • 4 リスクとリターンは表裏一体
  • 5 取れるリスクで選択肢を考える
  • 6 まとめ

ビットコインは日本円建てで300万円を回復し、2022年12月31日に記録した最安値となる215万円から約100万円の回復となっています。テクニカル分析と確率上での長期上昇トレンドへの転換の可能性が上昇している現在の相場において、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などの仮想通貨全体のエントリーポイントを考える段階であると言えるでしょう。

本稿では今後上昇トレンドに転換する可能性のあるビットコインやイーサネットのエントリーポイントの考え方についてわかりやすく解説します。

ビットコインのトレンド転換の可能性については墨汁マガジンVol.804「ビットコインは2023年にこのまま高騰するのか?テクニカル上のトレンド転換の確率を分析」を参照してください。

 

ビットコインドル建てでFTX破産前の最高値にアプローチ

ドル円が130円を推移しており、大きく円高に傾いた影響で円建てのビットコイン価格は300万円を推移していますが、ドル建てではFTX破綻で下落したビットコイン価格は回復しており、仮想通貨ヘッジファンドのThree Arrows Capital(スリー・アローズ・キャピタル)が破産した2022年7月から8月にかけての最高値である25000ドルにアプローチしている状態です。

ビットコイン自体は2021年末から長期下落トレンドを継続していましたが、DCGの子会社であるGenesis Global Capital(Genesis Trading)の破産となったものの長期上昇トレンドへの転換の可能性が浮上しています。

 

 

ビットコインをどこで買うか?

ここで重要となるのはビットコイン及び仮想通貨のトレンドが転換する場合、どこでエントリーするか?という点でしょう。

主なエントリー戦略の考え方は「ローリスク・ハイリターン」をベースに2つあり、投資家によって好みは分かれるといえます。

 

1.下落

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