- 1 エアドロップのシビル対策の解説一覧
- 2 LayerZeroで重要なのは”レピュテーション”
- 3 LayerZeroのお手軽ブリッジルートはない
- 4 LayerZeroでブリッジする際に気をつけること
- 5 LayerZeroブリッジルートの例
- 6 具体的なLayerZeroルート
- 7 レピュテーションを増加させるブリッジ
- 8 LayerZeroだけの利用にとどまらない例
- 9 まとめ
高額エアドロップとして2023~2024年に期待されているLayerZero(レイヤーゼロ)は、100を超えるDeFiやNFTプロジェクトが採用していることからも”オンチェーン・レピュテーション”を伴うソースチェーン利用やコントラクト利用が軽視される傾向にあると言えるでしょう。
本稿ではLayerZeroのZROトークンの高額エアドロップを受け取るために重要となるスパムやWeb3レピュテーションといった重要項目を考慮したブリッジルートについてわかりやすく解説を行います。LayerZeroでの高額エアドロップ獲得については墨汁マガジンVol.889「今から間に合うLayerZeroのエアドロップで上位0.5%に入る方法」を参照してください。
エアドロップのシビル対策の解説一覧
Vol.702「シビルアタック(Sybil Attack)とは?イーサリアムL2のエアドロップでシビルアタック認定される条件とNG行為」
LayerZeroで重要なのは”レピュテーション”
LayerZeroは約3億ドル近い資金を調達しており、zkSyncやStarkNetのようなL2を除いてブリッジプロジェクトとしては群を抜いているといえるでしょう。そのためLayerZeroのエアドロップを狙う参加者は2023年9月次点で300万EOAを超えており、この大半がシビルであると考えられるでしょう。
2023年にはいって100万円規模の高額エアドロップとなったのはArbitrumのARBトークンであり、ここでは大きなシビル認定がなかったものの、中国シビルによるARBトークンの100近いClaimが問題となりました。
従ってLayerZeroでは
「そのEOA(イーサリアムアカウント)のレピュテーションが重要となり、シビルやスパムのようなブリッジはエアドロップ対象外か、付与されるZROトークンが大幅に減額される」
可能性が高いのです。
LayerZeroのお手軽ブリッジルートはない
2023年9月現在、zkEVMやOP Stackを採用したL2を含め、ブリッジのLayerZeroやOrbiter FinanceさらにはL2上のDeFiやNFTマーケットプレイスなど数十プロジェクトがメインネットローンチしており、エアドロップを二重三重に獲得できるチャンスが到来しています。
一方でこのようなエアドロップの複数獲得を目指したいわゆる”お手軽ブリッジルート”が散見されるものの、これらはオンチェーンレピュテーションにおいて非常にリスキーであると言えるのです。
これらのルートを墨汁うまいが利用しない理由としては
「LayerZeroの参加者が300万アカウントを超えている