目次
- 1 グレースケールのETF承認待ち
- 2 グレースケールのアルトコインETFとデッドライン一覧
- 3 グレースケール禊問題が起こる理由
- 4 5つの問題点
- 5 ブラックロックはイーサリアムETF以降申請していない
- 6 グレースケールETFのAUMによる市場影響
- 7 まとめ
グレースケールはビットコインETFである$GBTCとイーサリアムETFの$ETHEを持ち、イーサリアムはいわゆる「グレースケールの禊」をようやく終えようとしています。一方でソラナ(SOL)やスイ(SUI)、リップル(XRP)などの米国証券取引委員会(SEC)による承認待ちのアルトコインETFはビットコインとイーサリアムが経験した禊に直面することになるのです。
本稿ではソラナETFなどの承認により次々とイーサリアムETF以降初となる現物型アルトコインETFが誕生する可能性が高い一方、その恩恵を一時的に潰す可能性について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
イーサリアムのグレーススケール禊の進捗については墨汁マガジンVol.1133「【2025年6月最新】イーサリアムのグレースケール禊進捗と価格下落による影響を分析する」を参照してください
グレースケールのETF承認待ち
グレースケールは仮想通貨の老舗投資信託であり、2024年にビットコイン投資信託であるGBTCとイーサリアム投資信託のETHEを米国証券取引委員会(SEC)の承認によりETFとして上場しました。
2025年6月現在、仮想通貨の現物へ直接投資を行ういわゆる「現物型仮想通貨ETF」は
・ビットコインETF
・イーサリアムETF
の2例しかなく、グレースケールを中心にソラナ(SOL)などの仮想通貨ETFの承認待ちとなっているのです。
グレースケールのアルトコインETFとデッドライン一覧
グレースケールの米国証券取引委員会(SEC)による仮想通貨ETF承認待ち及びデッドラインの一覧は下記表の通りとなります。