目次
- 1 ビットコイン、米政府閉鎖で長期トレンドに陰り
- 2 ビットコイン長期トレンドが節目
- 3 年末にかけたファンダメンタル優先順位
- 4 仮想通貨相場が回復するには?
- 5 12月は上昇トレンド維持できるかの別れ目
- 6 まとめ
ビットコイン(BTC)は中国レアアース規制とそれに対する報復関税による第三次トランプ関税ショックから10万ドルを一時切る弱い展開が続いています。これらの影響を受けてイーサリアム(ETH)も4000ドルを下回っており、アルトコイン相場全体はフラッシュクラッシュから最安値が続いている状態です。
本稿では2026年にかけた年末から年始の仮想通貨(暗号資産)相場の動向について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。今回の下落原因については墨汁マガジンVol.1182「第三次トランプ関税ショック、レアアース規制の概要と米国の不利な現状の理由」を参照してください。
ビットコイン、米政府閉鎖で長期トレンドに陰り
ビットコイン価格は11月現在、10万ドルをなんとか保っている一方、水面下での米中貿易戦争の激化、さらに米政府閉鎖が第一次トランプ政権時に更新した最長記録を更新するドナルド・トランプ大統領の最悪の決断により、米株も合わせた全面安を記録したのです。
既に11月11日の時点で41日と最長記録が更新中となっており、10月28日にFRBがFOMCで利下げを行ったものの、米株市場以上に仮想通貨は下落をしている状態となっています。
これらの度重なる不安定なファンダメンタルによりリスク資産であるビットコインは売りに転じられ、長期トレンドが下落トレンドに転換する可能性が上昇しているため注意が必要でしょう。米政府閉鎖については墨汁マガジンVol.1178「米政府閉鎖、トランプ政権で2度目 仮想通貨(暗号資産)相場への影響は?」を参照してください。
ビットコイン長期トレンドが節目
ではまずはビットコインの長期トレンドについてみていきましょう。現状の下落し続けている展開では
