目次
- 1 イーサリアム「フサカ(Fusaka)」のEIP
- 2 フサカアップデートの重要項目
- 3 イーサリアムとしてのDAレイヤー
- 4 PeerDASの影響は?
- 5 ブロック構造の変更
- 6 イーサリアムの価値を高める
- 7 まとめ
イーサリアムは12月3日に次期大型アップデート「フサカ(Fusaka)」を実装予定となっており、ここではPeerDASが実装されます。本稿ではThe Scourgeに値するイーサリアムフサカアップデートにおけるETH及びL2への相場影響について仮想通貨(暗号資産)投資家向けにわかりやすく解説を行います。
イーサリアムの開発ロードマップ及びThe Scourgeについては墨汁マガジンVol.781「The Scourge(スカージ)とは?イーサリアム今後のアップデートと関連技術の概要」を参照してください。
イーサリアム「フサカ(Fusaka)」のEIP
イーサリアムは当初の予定通り12月3日に大型アップデート「フサカ(Fusaka)」を実装し、ここではついにEIP-5594の「PeerDAS」が実装されることになります。
PeerDASが大きくイーサリアムの構造を変更する一方、フサカでは下記9つのEIPを含むのです。
| No | EIP | EIPの内容 |
|---|---|---|
| 1 | EIP-7594 | PeerDASの実装 |
| 2 | EIP-7642 | 保持するブロックデータの期間を設定 |
| 3 | EIP-7823 | NODEXPの上限設定 |
| 4 | EIP-7825 | トランザクションのガスリミット設定 |
| 5 | EIP-7883 | ModExpガスコストの引き上げ |
| 6 | EIP-7892 | Blobsのパラメータ変更 |
| 7 | EIP-7918 | Blobsの手数料市場調整 |
| 8 | EIP-7934 | RLPのブロックサイズを10MBへ |
| 9 | EIP-7935 | ELのデフォルトガスを6000万へ |
フサカアップデートの重要項目
ではフサカアップデートのEIPにおける重要項目についてみていきましょう。
これら9つのEIPでは
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