目次
- 1 フェイズ0でのバリデーターノード
- 2 必要とするコンピュータのスペック
- 3 イーサリアムバリデーターの維持コスト
- 4 まとめ
イーサリアム2.0(セレニティ)でのバリデーターは、既存のGPUを複数必要としイーサリアムプロトコル外の投資に対する重み付けを必要としません。PoSでは、自身の保有しているETHをステーキングしている量に比例し、イーサリアムの場合32ETHごとにノードを建てることで報酬を得ることができます。
本稿では、2020年1月3日から開始されるBeacon Chainでのバリデーターノードを建て、バリデーター報酬を得るために準備が必要なPCスペックやフェイズごとの仕様について詳しく解説を行います。
2020年11月5日に32ETHのステーキングが正式に開始しました。ローンチパッドの使い方と実際の32ETHステーキングのやり方の手順はリサーチレポート「イーサリアム2.0ステーキングローンチパッドの使い方完全マニュアル デポジットコントラクトへ32ETHをステーキングする」を参照してください。
フェイズ0でのバリデーターノード
イーサリアム2.0では、バリデーターノードになってETH報酬を受取るのに32ETHのステーキングが必要となります。通常ノードを建てるにはラズベリーパイやPCなどが必要であり、もし320ETHで10バリデーターを建てる場合、複数のコンピュータでノードを建てる必要があるでしょう。
ですが、イーサリアム2.0のフェイズ0では、特にノードを複数建てる必要はなく、1つのPCで10バリデーターを建てることも可能です。ですが、例えば1つのPCで複数のノードを建てる場合、ネットワークに携わることができるための最低要件のスペックを必要とします。例えば