目次
- 1 CMEビットコイン先物決済日とサイズ
- 1.1 BRRビットコインインデックス
- 2 ポジションのコントラクトサイズ
- 2.1 ビットコイン先物取引サイクル(OKCoinの場合)
- 2.2 応用取引が可能なCMEビットコイン先物取引サイクル
- 3 ビットコイン先物の決済日と取引期間
- 4 まとめ
CMEのビットコイン先物は2017年12月にローンチしたCFDです。CMEとCboeのビットコイン先物はCFTCにより規制されている世界で初のビットコイン先物で、ビットコイン現物で決済されるBakktとは違い、差金決済取引となっています。米中貿易戦争のドロ沼化や、米国のリセッションの懸念からゴールドと同様に注目されるビットコインは、Bakktローンチ前である現在CMEのビットコイン先物に注目する必要があります。
本稿ではビットコイン業界におけるビットコイン先物とは異なるCMEのビットコイン先物の決済日や取り扱い、機関投資家や大口トレーダーがビットコイン先物を活用するために提供している異なるサービスについて解説を行います。
CMEビットコイン先物決済日とサイズ
まず最初にCMEのビットコイン先物の決済日やチャート、コントラクトサイズについて見ていきましょう。
BRRビットコインインデックス
まずビットコイン先物のSQ価格(決済価格)の基準となるインデックスはBRRと呼ばれ、Bitstamp、Coinbase Pro(元GDAX)、itBit、Krakenの4取引所のビットコイン価格のインデックスで、2019年8月30日よりウィンクルボス兄弟のGeminiが追加されます。他の既存金融商品より流動性の低いビットコインは、より正確なインデックス価格として信用のおける取引所が追加されることは重要となるでしょう。
ポジションのコントラクトサイズ
ビットコイン先物は、取引所により異なります。例えばビットコイン先物といえばCMEやCboeのローンチまでは