マガジン内検索

墨汁マガジンVol.315「イーサリアム2.0をレガシーチェーン上に展開する理由と利点」

目次
  • 1 Beacon ChainをETH1上でローンチする利点
  • 2 イーサリアム2.0の実装方法はハードフォークより効率的
  • 3 ハードフォークは本来リスクが大きすぎる
  • 4 まとめ

イーサリアム2.0のBeacon Chain、フェイズ0とフェイズ1において双方向ブリッジが難しい理由を見てきましたが、本稿ではなぜイーサリアムのコアデベロッパーがフェイズ2までETH1↔ETH2の変換ができない実装を予定していたのかについて、実装理由とその利点について解説を行います。

 

フェイズ0のBeacon Chainローンチで双方向ブリッジができない理由は下記マガジンを参照してください。

 

Beacon ChainをETH1上でローンチする利点

イーサリアム2.0の構造を再度確認すると、イーサリアム1.0のレガシーチェーン上にBETHへ変換するデポジットコントラクトをデプロイ、Beacon Chainをローンチしイーサリアム2.0は現在のPoWとは全く別のネットワークをレイヤー上に展開していきます。

ではこのイーサリアム2.0の構造をイーサリアムのプロトコル単位で見ると、Beacon Chainのレガシーチェーン上でのローンチとはつまり、

 

「Beacon Chainをイーサリアム1.0の

*ここから先はオンラインサロン会員専用です
マガジン内検索