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墨汁マガジンVol.377「イーサリアムのステーキングバブルは来るのか?ETH価格が上昇する理由」

目次
  • 1 ETH2バリデータ初期コストとステーキングコスト
  • 2 ETHの高騰に関係しないもの
  • 3 ETHが上がる大きな要因
  • 4 ETHがアルトコイン相場を牽引しているのか?
  • 5 まとめ

イーサリアムは2020年第3または4四半期にETH2となるBeacon Chainのローンチを予定しており、32ETHをステーキングすることでETH2のバリデータとしてイーサリアムネットワークに参加することができます。2月15日、ETH価格が31,250円を超えたことでバリデータの初期コストが100万円となり、2020年はETH2のステーキングバブルの可能性が考えられています。

本稿ではETHの高騰原因となるファンダメンタルと、2020年のステーキングバブルの可能性について重要なポイントを解説します。

 

 

ETH2バリデータ初期コストとステーキングコスト

まず前提として32ETHはバリデータとしてBeacon Chainへ登録するための”ステーキングコスト”であり、このETH2ステーキングコストとは別に”初期コスト”が必要となります。順を追って見ていきましょう。

 

まず32ETHはデポジットコントラクトへステーキングする必要があり、1ETHが31,250円の時、

 

31,250円 * 32ETH = 100万円

 

となります。つまりETH2バリデータコストが200万円になるには1ETHの価格が62,500円となればいいということです。また初期コストは”バリデータノード”を建てるために必要な初期参入コストとなり、Inactivity Leakによるペナルティでスラッシュされるリスクを考慮し、24時間365日安全に動くノードを必要とします。

バリデータノードの初期コストについては下記マガジンを参照してください。

 

Vol.254 :イーサリアム2.0のバリデータノード年間維持コストと要求スペック詳細

Vol.330 ETH2(イーサリアム2.0)フェイズ3のライトクライアントがもたらす恩恵

 

ETHの高騰に関係しないもの

ではETHの今後と今までの高騰原因について見ていきましょう。ETHが高騰する原因はその技術力には

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