- 1 ETH2バリデータ初期コストとステーキングコスト
- 2 ETHの高騰に関係しないもの
- 3 ETHが上がる大きな要因
- 4 ETHがアルトコイン相場を牽引しているのか?
- 5 まとめ
イーサリアムは2020年第3または4四半期にETH2となるBeacon Chainのローンチを予定しており、32ETHをステーキングすることでETH2のバリデータとしてイーサリアムネットワークに参加することができます。2月15日、ETH価格が31,250円を超えたことでバリデータの初期コストが100万円となり、2020年はETH2のステーキングバブルの可能性が考えられています。
本稿ではETHの高騰原因となるファンダメンタルと、2020年のステーキングバブルの可能性について重要なポイントを解説します。
ETH2バリデータ初期コストとステーキングコスト
まず前提として32ETHはバリデータとしてBeacon Chainへ登録するための”ステーキングコスト”であり、このETH2ステーキングコストとは別に”初期コスト”が必要となります。順を追って見ていきましょう。
まず32ETHはデポジットコントラクトへステーキングする必要があり、1ETHが31,250円の時、
31,250円 * 32ETH = 100万円
となります。つまりETH2バリデータコストが200万円になるには1ETHの価格が62,500円となればいいということです。また初期コストは”バリデータノード”を建てるために必要な初期参入コストとなり、Inactivity Leakによるペナルティでスラッシュされるリスクを考慮し、24時間365日安全に動くノードを必要とします。
バリデータノードの初期コストについては下記マガジンを参照してください。
Vol.254 :イーサリアム2.0のバリデータノード年間維持コストと要求スペック詳細
Vol.330 ETH2(イーサリアム2.0)フェイズ3のライトクライアントがもたらす恩恵
ETHの高騰に関係しないもの
ではETHの今後と今までの高騰原因について見ていきましょう。ETHが高騰する原因はその技術力には