- 1 イーサリアムバリデータを運用する方法を考える
- 2 ETH2バリデータ初期コスト比較
- 3 ETH2バリデータノードの利点
- 4 利点と欠点比較
- 5 まとめ
イーサリアム2.0のバリデータは、トパーズテストネットからみてもローンチ直前であり、32ETHステーキングを考えているイーサリアムユーザーはバリデータノードの運用について用意をしなければならないでしょう。本稿ではイーサリアムバリデータについて実際にトパーズテストネットでETH2のBeacon Nodeの運用テストを行ったデータから今後の準備とバリデータ運用について詳しく解説を行います。
ETH2バリデータのテストを行う詳しい手順についてはイーサリアム基礎講座「イーサリアム2.0 32ETHをステーキングしてETH2トパーズテストネットに参加するやり方マニュアル」を参照してください。
イーサリアムバリデータを運用する方法を考える
イーサリアムマイニングの場合、マイニングリグを物理的に用意する必要があり、GPUの騒音や熱対策、物理的な場所など多くの障害がありました。多くのマイニング報酬を得るには、GPUが比例して必要であり、なおかつ電力の供給限界から電気工事などが必要となっていたのです。
対してイーサリアム2.0のCasperでは、32ETHのステーキングとバリデータノード、フェイズ0では通称Beacon Nodeとバリデータクライアントをたてるだけとなっており、マイニングと比較すると非常に簡素になっています。主にバリデータを運用するには
・自分でETH2バリデータノードを建てる
・VPSを借り、クラウド上でバリデータ運用する
の2つです。ですがイーサリアム2.0 Casperにおいては後者に大きなペナルティを課せられる可能性があり、自身でのバリデータ運用をするように設計されています。
イーサリアム2.0バリデータノードのVPS運用については墨汁マガジンVol.409「イーサリアム2.0 VPSでバリデータ運用を考える 報酬と損益分岐点」を参照してください。
ETH2バリデータ初期コスト比較
自身でETH2バリデータを運用するには、主に2種類ほど存在します。実際の初期コストをVPSと比較してみましょう。まずマイニングリグと同様に