- 1 ビットコインはデッド・キャット・バウンスか?
- 2 テクニカル分析に使用している理論一覧
- 3 仮想通貨はセリクラ(セーリングクライマックス)の可能性は低い
- 4 ビットコインのセリクラの実例
- 5 ビットコインの今後
- 6 イーサリアムは短期トレンドの重要な節目
ビットコインはデッド・キャット・バウンスか?
6月の最終週にビットコインとイーサリアムは下げ止まりとなり、一時的な価格が安定推移となっています。イーサリアムは特に長期下落トレンド特有のアルトドレインによって大幅な下落となっており、6月13日には2018年の仮想通貨バブルの最高値である1400ドルを下回ったものの、6月の最終週には12週陰線となっていた週足を陽線で占める一時的下げ止まりを見せています。
ですがビットコインとイーサリアム共に出来高が伴っておらず、下落トレンド中に見せる一時的な反発の”デッド・キャット・バウンス”と見られるため今後も注意が必要でしょう。
では順番にテクニカル分析とマーケットの指標から7月初旬の仮想通貨市場を分析してみましょう。
テクニカル分析に使用している理論一覧
前提知識として解説の不明な点は、下記テクニカル分析理論やファンダメンタルをわかりやすく実例で解説しているため参照してくだい。
テクニカル分析講座Vol.4 「ビットコインのトレンド分析から利大損小トレードを行う」
テクニカル分析の重要ポイント「イーサリアム価格とガス代の関係性は?ETH短期下落トレンドとビットコインはさらなる警戒へ」
墨汁マガジンVol.42「仮想通貨価格の底を読む手法」
墨汁マガジンVol.138「移動平均線(EMA)を仮想通貨のテクニカル分析に活用する手法」
墨汁マガジンVol.194「テクニカル分析で長期移動平均線のゴールデンクロスを予測するトレード手法」
墨汁マガジンVol.644「ビットコイン2022年も高騰?ファンダメンタルから見るトレンドサイクルから予測する」
墨汁マガジンVol.680「FRBの金利政策をテクニカル分析に組み込む方法 利上げのビットコインへの影響は?」
墨汁マガジンVol.683「フォロースルーデー(Follow-Through Day)とは?上昇トレンドへの転換を定義する詳しい条件」
仮想通貨はセリクラ(セーリングクライマックス)の可能性は低い
では現在の長期下落トレンドにおける重要なセーリングクライマックス(セリクラまたはSC)の可能性について分析してみましょう。
セーリングクライマックスとは
「需要と供給のバランスが著しく崩れて下落した際、その反動で大きな買いが入り長期トレンドの転換点となる」
ことを指します。
このセーリングクライマックス(以下セリクラとする)の条件は
1.下落トレンドの終盤
2.