- 1 夏枯れとは?
- 2 テクニカル分析に使用している理論一覧
- 3 例年より夏枯れ影響が悪くでる相場の可能性
- 4 ビットコインは短期重要レジスタンスを抜けるも…?
- 5 イーサリアムはアルトドレインの影響が続く
ビットコインはドル建てで2017~2018年の仮想通貨バブルの最高値である2万ドルを6月に下回り、現在は19000~22000ドル前後のレンジ相場を形成しています。
夏枯れとは?
夏枯れとは
「ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨だけでなく、米株など金融相場が夏に入り相場が動かなくなること」
を指します。
この夏枯れの背景には大口投資家やファンドが夏の長期休暇シーズンに入り、ポジションをクローズすることが原因と言われており、個人投資家でも夏の暑さにやられて売買する意欲が低下するなどの多くの要因が原因であると言えるでしょう。
また現在のような長期下落トレンドでは夏枯れの影響が強く出るため、出来高が大きく減少し需要自体が減っているものの供給も減るという状態となってレンジ相場になりやすいのです。ビットコインの出来高を確認すると6月13日の大きな下落の後、DeFiや仮想通貨ローンなどの清算で出来高が上昇したものの、その後は出来高が減少し続けていることがわかるでしょう。
7月に入り本格的な夏の暑さが到来した今、仮想通貨は夏枯れ相場を迎えたと判断していいでしょう。
テクニカル分析に使用している理論一覧
前提知識として解説の不明な点は、下記テクニカル分析理論やファンダメンタルをわかりやすく実例で解説しているため参照してくだい。
テクニカル分析講座Vol.4 「ビットコインのトレンド分析から利大損小トレードを行う」
テクニカル分析の重要ポイント「イーサリアム価格とガス代の関係性は?ETH短期下落トレンドとビットコインはさらなる警戒へ」
墨汁マガジンVol.42「仮想通貨価格の底を読む手法」
墨汁マガジンVol.138「移動平均線(EMA)を仮想通貨のテクニカル分析に活用する手法」
墨汁マガジンVol.194「テクニカル分析で長期移動平均線のゴールデンクロスを予測するトレード手法」
墨汁マガジンVol.644「ビットコイン2022年も高騰?ファンダメンタルから見るトレンドサイクルから予測する」
墨汁マガジンVol.680「FRBの金利政策をテクニカル分析に組み込む方法 利上げのビットコインへの影響は?」
墨汁マガジンVol.683「フォロースルーデー(Follow-Through Day)とは?上昇トレンドへの転換を定義する詳しい条件」
例年より夏枯れ影響が悪くでる相場の可能性
通常夏枯れは相場の全体的な休み傾向であると考えられますが、ビットコインやイーサリアムで気をつけたいのは2022年の夏枯れは去年とは違うという点です。
2022年の夏枯れは相場全体に悪影響を与える可能性があり、
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