- 1 DeFiへの関節アクセス
- 2 避けるべき理由
- 3 利回りの比較から見るリスクテイク率
- 4 どのDeFiコントラクトを使用しているのか?
- 5 高すぎる委託手数料
- 6 ローリターンハイリスク
- 7 リスクヘッジしている場合
- 8 ハッキングやフィッシングによる紛失補填
- 9 資金力と破綻を考える
- 10 まとめ
イールドファーミングのような高いAPYを可能とするDeFiブームから、Binanceのような仮想通貨取引所を介したイールドファーミング委託や、Yearn Financeのようなコントラクト投資信託を模した○○レンディングのような委託サービスも最近ではみられます。
本稿ではこれらのDeFiへの関節アクセスを可能とする委託サービスのリスクと、ハイリスクローリターンである問題点について詳しく解説を行います。Yearn Financeについては墨汁マガジンVol.476「図解で理解するYearn Financeのわかりやすい仕組みPt.1 yEarnとyVaultsの利点とリスク」を参照してください。
DeFiへの関節アクセス
DeFiにはある程度安定した資産運用方法として
・イールドファーミング
・流動性マイニング
・レンディング
などがあります。
例えばイールドファーミングではCurve Finance、流動性マイニングではUniswap、レンディングではCompoundやdYdXなど、リスク許容度によってローリスクハイリターンな運用を選択することが可能となっています。一方でこれらのDeFiへアクセスするにはTrezorなどのハードウェアウォレットでの管理や、ニーモニックフレーズなどのバックアップをしっかり取る必要があり、さらにガスでETHを使用するなどの少なからず手間がかかります。
一方でBinanceや○○レンディングのような委託サービスでは、それらのサービスを”信頼”して資産を預け入れことで、DeFiでの運用を委託することができます。この委託によりこれらの管理の手間を信頼というリスクテイクすることでDeFiへ関節アクセスができるというものです。
Curve Finaceでのイールドファーミングについては「CurveFinanceの使い方完全マニュアルイールドファーミングで年利100%超えの収益を得るやり方」を参照してください。
避けるべき理由
このような委託サービスは一見魅力的に見える一方で、ハイリスクローリターンで絶対避けるべき投資となっています。これらのサービスを例えるならば、銀行や証券会社がすすめる投資信託を利用するのと同じであり、