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墨汁マガジンVol.607「NFTバブルとICOバブルの違い NFTバブルが崩壊した際の今後のシナリオ」

目次
  • 1 ICOバブル
  • 2 NFTバブルがICOと似ている理由
  • 3 ICOバブルとの明確な違い
  • 4 ICOのExit
  • 5 NFTバブルの今後
  • 6 まとめ

NFTはOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスの影響も大きく、ICOバブルと同様のイーサリアム上での白熱を見せています。ICOバブルは2016~2017年にかけておき、イーサリアム価格が1000円から18.7万円の高騰となりました。本稿ではNFTバブルがICOバブルとは異なり、今後NFTバブルが崩壊した場合にどのような影響があるのかについて詳しく解説を行います。

NFTへの投資のリスクと価値については墨汁マガジンVol.597「NFTはバブルか?NFTの歴史から見る投資すべきかの判断の考え方とそのNFT投資のリスク」を参照してください。

 

ICOバブル

ICOバブルとは主に2016年から2017年にかけてイーサリアム上で行われたICO(Initial Coin Offerings)、つまりイーサリアム上で独自のトークンを発行してコントラクトで資金調達を行うことでICOプロジェクトのトークン高騰、イーサリアム高騰を引き起こした相場を指します。ですがこのICO自体はイーサリアムで行われる前に多くのブロックチェーンでビットコインなどを介して行われており、イーサリアムファンデーションも同じくICOを行っています。

イーサリアム上でのICOの違いは、

 

「コントラクトを介したICO」

 

であり、本当にICOトークンが配布されるかどうかについてプロジェクトを信用する必要がなかったという利点があるのです。

 

 

ICOの白熱ぶりは現在のNFTと同様に

 

「2ブロックすべてICO参加のトランザクションで埋まり、ブロック生成遅延影響を及ぼすほど」

 

の強烈なものだったのです。

NFTバブルがICOと似ている理由

NFTバブルがICOバブルと似ていて危惧すべき理由は

 

「NFT

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