- 1 NFTの解説一覧
- 2 NFTには種類がある
- 3 NFTはイーサリアム上に保管されている?
- 4 NFTはどこにある?
- 5 CryptoPunksが高額な理由
- 6 まとめ
イーサリアムにおけるNFTは2017年にCryptoPunksで初登場し、DeFiが大きく成長した2020年~2021年の影で異なるコミュニティとして大きく成長を果たしました。一方でNFT自体の仕組みは広く知られておらず、NFTアートとしてのデータがイーサリアム上に保管されているのかになどを正確に説明できる人はほとんどいないでしょう。
本稿ではイーサリアム上で発行されOpenSeaなどで取引されているNFTの画像データがどこに存在しているのか?という疑問について非エンジニア向けにわかりやすく解説を行います。
NFTの解説一覧
墨汁マガジンVol.597「NFTはバブルか?NFTの歴史から見る投資すべきかの判断の考え方とそのNFT投資のリスク」
墨汁マガジンVol.607 「NFTバブルとICOバブルの違い NFTバブルが崩壊した際の今後のシナリオ」
墨汁マガジンVol.657「NFTはどこに保存されている?イーサリアムのコントラクトから見るNFTの保管場所と価値の源泉」
墨汁マガジンVol.659「イーサリアムのアプローチから見るNFTの未来」墨汁マガジンVol.705「NFTアートの画像ダウンロード問題 NFTの本質的価値を理解するとわかる需要の根源とは?」
墨汁マガジンVol.764「DeFiやNFTにおける適切なApprove管理とは?Approveの仕組みから見るリスク」
NFTには種類がある
NFTというとOpenSeaなどのNFTマーケットプレイスで売買されている”NFTアート”を思い浮かべる方が普通でしょう。ですがNFTの定義としては
「Non-Fungible Tokenつまり同じ価値(情報)を持たないトークンを指し、個別の定義を行うためのトークン」
です。
つまりアートのような大量生産しないものはNFTの種類の一つであり、
1.アート
2.ゲームアイテム
3.Uniswap v3のLPトークン
のようなNFTには種類があるのです。
Uniswap v3については墨汁マガジンVol.552「Uniswap v3の概要 流動性マイニングのLPが知らないといけない変更点」を参照してください。
NFTはイーサリアム上に保管されている?
上記でみたようにNFTには現在おおまかに3種類にわけることができますが、1と3ではNFTを構成する内容に違いがあるのです。つまり結論から先にいうと
「NFTはイーサリアム上にデータとして保管されるものとそうでないものがある」
ということです。
これはどういうことかというと
「NFTアートは